画像データで測定できる小型尿分析器を開発、設置面積は約3分の2:医療機器ニュース
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは、画像データから色情報を数値化することで誤差要因を排除する小型尿分析器を発売した。設置面積は従来比で約3分の2に縮小した。
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは2026年2月9日、光学デジタルイメージング技術と接続性を備えた小型尿分析器「Atellica LumIQ(アテリカ・ルミック)」を発売した。設置面積を従来機種の約3分の2に抑えた小型設計により、限られたスペースでの効率的な尿検査を支援する。
Atellica LumIQは、2009年に発売した従来機「クリニテック ステータス プラス」の後継機種となる。測定部に内蔵されたカメラで尿試験紙を撮影し、取得した画像データから色情報を数値化された測定結果に換算する。これにより、測定者の主観や環境による誤差要因を排除し、精度の高い測定結果の提供を可能にする。また、品質管理機能である「Auto-Checks」を搭載し、吸湿による試験紙の劣化などを自動で検知することで、測定プロセス全体の信頼性を向上させている。
運用面では、1つのディスプレイに対して最大3つの分析モジュールを同時に接続できる拡張性を備え、複数検体の並行処理による検査効率の向上を図った。オプションのWi-Fiと有線接続により、電子カルテや院内情報システムと円滑に連携できる。さらに、230以上のPOC(ポイントオブケア)機器を一元管理できるインフォマティクスプラットフォームなどと接続することで、データ入力の手間を削減し、装置管理の最適化に寄与する。
フルカラーディスプレイを採用したスマートフォン端末を利用することで直感的に操作できる。また、検査ガイド機能を充実させ、習熟度の低い担当者でも容易に扱えるよう配慮した。
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