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日本初リアルタイム3D対応の心腔内エコー用カテーテルを発売医療機器ニュース

シーメンスヘルスケアは、リアルタイム3D対応の心腔内エコー用カテーテル「AcuNav Lumos 4D ICE」を発売した。これまで観察が困難だった心血管の解剖学的構造を視覚化できる。

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 シーメンスヘルスケアは2024年12月9日、日本初となるリアルタイム3D対応の心腔内エコー用カテーテル「AcuNav Lumos 4D ICE(アキュナビ ルモス フォーディー アイス)」を発売した。

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リアルタイム3Dに対応した心腔内エコー用カテーテル「AcuNav Lumos 4D ICE」[クリックで拡大] 出所:シーメンスヘルスケア

 AcuNav Lumos 4D ICEは、同社が同年4月に発売した超音波画像診断装置「ACUSON Origin」と接続して使用する。これまで観察が困難だった心血管の解剖学的構造を視覚化できるため、従来の2Dエコーや経食道エコーでは難しいとされていた、三尖弁の疾患などの観察や評価に利用可能だ。また、血流の位置や方向、速度を把握できる3Dカラードプラ法で表示し、心血管の機能評価をサポートする。

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検査画像イメージ[クリックで拡大] 出所:シーメンスヘルスケア

 全身麻酔が必要な経食道心エコーと異なり、心腔内エコーは局所麻酔下で実施できるため、患者の身体負荷軽減にも役立つ。また、心腔内エコーはカテーテル室で治療可能なため、検査時間の短縮や手技の効率化が期待される。

 世界人口の高齢化に伴い、構造的心疾患患者が急速に増加していることから、侵襲性が低いカテーテル治療への関心が高まっている。経胸壁エコーや経食道エコーでは抽出しづらい領域も、心腔内エコーでは抽出しやすいため、心臓の詳細画像が必要な構造的心疾患治療における心腔内エコーの使用が注目されている。

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