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レンズ素子の直径を300μmまで極細化したレンズアレイを開発:材料技術
日本板硝子は、レンズ素子の直径を300μmまで極細化したレンズアレイ「SLA 5EG」を開発した。屈折率分布型レンズを多数配列した「SELFOC Lens Array(SLA)」の新製品となる。
日本板硝子は2023年11月1日、レンズ素子の直径を300μmまで極細化したレンズアレイ「SLA 5EG」を開発したと発表した。屈折率分布型レンズを多数配列した「SELFOC Lens Array(SLA)」の新製品となる。
SLAは板形状のレンズで、プリンタ複合機の読み取り部分となるコンタクトイメージセンサー(CIS)に使用されている。
新製品のSLA 5EGは、レンズ素子の直径を300μmまで微細化することで、同社従来品の長被写界深度レンズ「SLA 5AG」「SLA 5DG」に比べて、レンズの高さ、厚み、作動距離をいずれも短く、かつ小さく抑えた。
体積は、従来品の約10分の1に小型化。レンズ素子を高密度に並べており、解像力(解像度300dpi時の平均MTF)を15〜25%向上させている。
現在、縮小光学方式が主流となっているオフィス用プリンタ複合機の原稿台スキャナーや、スペースが狭くカメラ設置が難しいマシンビジョンの光学自動検査などへの展開が期待される。
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