コラム
ペーパーレスの現在地について考える:素材/化学メルマガ 編集後記
ペーパーレスについてつらつら語っています。電子書籍などの販売数が増え、書店がなくなるのは悲しいと思う派です。
最近は猛暑が続いているため、外出する際は水分補給を頻繁に行い熱中症にならないように気を付けています。そんなふうに水分補給を行いながら、先週の水曜日(2023年7月19日)に富士フイルムビジネスイノベーションの記者会見の会場に向かいました。
会場では、富士フイルムビジネスイノベーションが、生産子会社である富士フイルムマニュファクチャリングの富山事業所(富山県滑川市)でレーザープリンタ用のトナー「Super EA-Ecoトナー」の製造ラインを増設すると発表しました。
会見の後半で行われた質疑応答では複数の記者が「国内外の企業でペーパーレス化が進む中でレーザープリンタ用トナーであるSuper EA-Ecoトナーの製造ラインをなぜ増設するのか」と質問。それに対して、富士フイルムビジネスイノベーションの担当者は「Super EA-Ecoトナーの高い環境性能と高画質が高い評価を受け、OEM(納入先の商標による受託製造)や外販の需要が拡大しているため」と返答していました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ペーパーレス化やDXへの取り組みを支援、図面を「iPad」へ転送するアプリ
フォトロンは、2D CADで作成した図面データを「iPad」へ転送するアプリ「図脳RAPID for iPad」を発表した。図面データをiPadに格納して現場で活用でき、ペーパーレス化による作業時間の短縮や、DXへの取り組みを支援する。 - モノづくりにおける“真のペーパーレス化”の実現に向けて
地球環境に配慮したモノづくりの実践はあらゆる企業に課せられた重要なテーマの1つだ。本連載では、サステナブル設計の実現に欠かせないデジタルモノづくりにフォーカスし、活用の方向性や必要な考え方などについて伝授する。連載第3回は「モノづくりにおける真のペーパーレス化」について解説する。 - 竹を素材に活用した紙容器を開発、バガスを配合し柔軟性を付与
TAISEIは、「第3回 【国際】サステナブルグッズEXPO」で、竹を素材に用いた紙「TAISEI バンブーペーパー」と化粧品向けの紙製トレー「ペーパープレス」を披露した。 - 脱アルミを加速する高機能フィルムと棚卸しで役立つ「RFID一体型パッケージ」
大日本印刷は、従来のフィルムより酸素や水蒸気に対するバリア性と遮光性を高めた機能性フィルム「ハイバリアアルミ蒸着フィルム」や、棚卸しの業務負荷軽減および偽造品対策に役立つ「RFID一体型パッケージ」の開発を進めている。 - 脱炭素とマイクロプラスチックに続く第3の環境課題「窒素廃棄物」の厳しい現状
本連載では、カーボンニュートラル、マイクロプラスチックに続く環境課題として注目を集めつつある窒素廃棄物放出の管理(窒素管理)とその解決を目指す窒素循環技術の開発について紹介します。今回は、窒素管理の議論が起こりつつある背景についてご説明します。 - 文書電子化ソリューション導入で、ペーパーレス運用を推進
ウイングアーク1stは、同社の文書電子化ソリューション「SPA」を松井製作所が導入したと発表した。これにより松井製作所では、世界各地の拠点からすぐに技術資料にアクセスしたり、セキュアな状態で資料を一元管理できるようになった。