仮想空間とCAEを融合させたデジタルツイン実現に向けて「Omniverse」活用:CAEニュース
プロメテック・ソフトウェアは、仮想空間と数値計算シミュレーションを融合させたデジタルツイン環境の実現に向けて、3Dコラボレーション/シミュレーション基盤である「NVIDIA Omniverse Enterprise」とGPU「NVIDIA RTXシリーズ」を最適にインテグレーションするためのコンサルティングサービスとシステム提供を開始した。
プロメテック・ソフトウェアは2022年2月28日、仮想空間と数値計算シミュレーションを融合させたデジタルツイン環境の実現に向けて、3Dコラボレーション/シミュレーション基盤である「NVIDIA Omniverse Enterprise」とGPU「NVIDIA RTXシリーズ」を最適にインテグレーションするためのコンサルティングサービスとシステム提供を開始したことを発表。併せて、サービスサイトも公開した。
同社は、2021年12月に発足されたOmniverse Enterpriseの国内導入を支援する団体「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan」にも参画しており、仮想空間と数値計算シミュレーションを融合させたデジタルツイン環境の実現を目的とする、Omniverse Enterpriseを活用した同コンサルティングサービス/システム提供を、国内製造業や官公庁研究所などに向けて展開したい考えだ。
Omniverse Enterpriseは、3Dデザインなど複数のソフトウェアでチーム作業(3Dワークフロー)を行う際、そのデータ資産やソフトウェアを共有の仮想空間に統合および接続し、リアルタイムのコラボレーションとシミュレーションを可能にするオープンプラットフォームである。USD(Universal Scene Description)フォーマットに対応し、異なる3Dソフトウェア間でのデータ互換性やリアルタイムの共同編集作業を実現できる。
今回、同社はスムーズに数値計算シミュレーションをOmniverse Enterpriseの仮想空間に融合できるようなワークフロー環境を提供し、「商品企画の構想設計からアフターサービス」「セールス&マーケティングのデジタルマーケティング」「設計、解析データを活用したデジタルツインシステム構築」「解析業務におけるRTXレンダリング機能/コラボレーション機能を利用したプリ・ポストワークフローの効率化」「教育xRコンテンツ」「AI(人工知能)学習データのための仮想空間構築」などを支援する。
また、同社はGPUプラットフォーム事業などを国内で展開するGDEPソリューションズと共同で、OmniverseおよびRTXシリーズに関するコンサルティングサービスを提供し、
- Omniverseコラボレーションワークフロー構築
⇒オープンソースの可視化ソフトウェア「ParaView」+ライブ編集ワークフローを可能にする単方向/双方向プラグイン「Omniverse Connector」による流体、構造解析データ入力
⇒CAE結果をCGで可視化する同社「Visualization Option」による流体モデルデータ入力 - 導入および運用に向けたシステムインテグレーション
などのサポートも実施する。
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