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PCI用支援ロボットの国内での販売体制を強化:医療機器ニュース
シーメンスヘルスケアは、日本国内におけるPCI用支援ロボット「CorPath GRXシステム」の販売体制を強化し、テルモが日本国内の二次代理店として、新たにディスポーザブル製品を販売すると発表した。
シーメンスヘルスケアは2021年11月2日、日本国内におけるPCI(経皮的冠動脈形成術)用支援ロボット「CorPath GRXシステム」の販売体制を強化し、テルモが日本国内の二次代理店として、新たにディスポーザブル製品を販売すると発表した。
CorPath GRXシステムは、PCIで使用するガイドワイヤーやカテーテルの操作を手術台から離れたコックピットから操作できるCorindus Vascular Robotics(Corindus)の手術支援ロボットだ。2019年にシーメンスヘルスケアがCorindusを買収したことで、装置本体の製造販売元となった。
国内では日本メディカルネクストが販売代理店として、装置本体とディスポーザブル製品を販売している。今回、日本メディカルネクストがテルモと販売提携を行うことにより、国内でのCorPath GRXシステムの販売が3社体制となった。
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