いまだ収まる気配のない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大。ワクチン接種も進みつつあるようですが、緊急事態宣言の延長、新たな変異株の存在など、かつてのような平穏な日常を取り戻せるのは、まだ先になりそうな気配ですね。
長引くコロナ禍によって、倒産/廃業してしまう企業も少なくありません。帝国データバンクが2021年9月10日に発表した「新型コロナウイルス関連倒産」(法人および個人事業主)によると、日本全国のCOVID-19関連倒産発生累計件数は2027件(法的整理:1878件、事業停止:149件)だそうです。月別の発生件数の推移を見てみると、2020年よりも2021年の方が倒産件数が多く、特に飲食店、建築/工事業、ホテル/旅館、食品卸といった業界への影響が大きいようです。
また、同じく帝国データバンクの「新型コロナウイルスによる企業業績への影響調査(2020年度)」によると、2020年度決算の企業業績は全産業(金融/保険を除く)約10万7000社のうち、減収となった企業は58.3%を占め、2019年度(40.3%)と比べて18ポイント増。業種別に見ると、減収企業の割合が最も高かったのは製造業で、71.5%に達したとしています。長引くコロナ禍がもたらす影響は深刻です。
さよならラバーマスク、身近で感じた長期化するコロナ禍の影響
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