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新型コロナによる日系乗用車メーカーの国内拠点、操業予定まとめ(随時更新)製造マネジメントニュース(4/4 ページ)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、新車需要や海外からの部品調達が受ける影響が大きくなっている。本稿では自動車メーカーの国内拠点の生産調整や休業の予定などをまとめた。情報は5月末まで随時更新する。

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三菱自動車

 三菱自動車は2020年4月24日時点で、3つの組み立てラインの稼働休止を決定している。水島製作所(岡山県倉敷市)の第2組立ラインは5月12〜15日、岡崎製作所(愛知県岡崎市)の組立ラインは4月27日〜5月1日、5月12〜15日、パジェロ製造(岐阜県坂祝町)の組み立てラインは4月13日〜5月1日、5月12〜15日の日程で生産を一時休止とする。水島製作所の第2組立ラインは4月6日〜23日(稼働日で14日間)、岡崎製作所が4月9日〜17日(同7日間)、パジェロ製造が4月13日〜20日(同6日間)の期間でも稼働を休止していた。

 軽自動車を製造する水島製作所(岡山県倉敷市)第1組立ラインは、3月27日〜4月10日で、計11稼働日の操業を停止することを発表していた。4月24日時点では稼働休止予定に水島製作所(岡山県倉敷市)第1組立ラインは含まれておらず、稼働しているという。


 三菱自動車は4月30日、水島製作所の第1組立ラインの一時休止を新たに発表した。長期連休後の5月12〜15日で稼働を停止する。


 三菱自動車は5月15日以降の生産調整について発表した。軽自動車を生産する水島製作所第1組立ラインは20日まで、登録車を生産する水島製作所第2組立ラインが21日まで、岡崎製作所組立ラインが22日まで、パジェロ製造が25日まで稼働を休止する。岡崎製作所組立ラインは25日から昼勤のみ稼働する予定だ。


 三菱自動車は6月12日までの生産調整予定を発表した。水島製作所第2組立ラインが6月3〜12日、岡崎製作所組立ラインが6月2〜12日、パジェロ製造が6月2〜12日の日程で生産休止となる。水島製作所第2組立ラインは5月22日から、岡崎製作所組立ラインは5月25日から昼勤のみ稼働していた。


 三菱自動車は6月12日、6月末に向けた生産調整の予定を発表した。登録車を生産する水島製作所第2組立ラインは6月3〜15日と6月29〜30日、岡崎製作所組立ラインは6月2〜15日と6月23〜30日の生産を休止する。これ以外の日程は昼勤のみ稼働する。パジェロ製造の組立ラインは、6月2〜30日の生産を休止する。

関連記事: 新型コロナで三菱自が国内3工場の操業を停止、日産も米国工場の閉鎖を継続

スバル

 SUBARU(スバル)は2020年4月1日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるサプライチェーンへの影響や需要減退を受けて、国内外の生産拠点の操業を一時停止すると発表。日本では、群馬製作所(群馬県太田市)の本工場と完成車を組み立てる矢島工場、エンジンやトランスミッションを生産する大泉工場(群馬県大泉町)を対象に、4月9日〜5月1日まで稼働日ベースで19日間、生産を停止する。操業は長期連休後の5月11日に再開する予定だ。

 また、4月17日には航空宇宙カンパニー 半田工場(愛知県半田市)と半田西工場(同)の操業を4月20日〜5月1日まで見合わせると発表した。スバルが生産する中央翼の納入先であるボーイングが生産を停止したことによるものだ。操業再開は、5月2〜10日の長期連休後の5月11日を予定している。宇都宮製作所(栃木県宇都宮市)など航空宇宙カンパニーのその他の生産拠点は生産を継続している。


 スバルは2020年4月27日、長期連休後の生産調整について発表した。当初の計画通り、5月11日の操業再開を予定しているが、サプライチェーンや販売活動への影響が続いていることから、5月11〜29日の稼働を減らす。具体的には、群馬製作所で完成車を生産する本工場と矢島工場において、通常は早番と遅番の2直操業のところ、早番のみの1直とする。エンジンとトランスミッションを生産する大泉工場は、本工場と矢島工場の1直操業に合わせた操業とする。


 スバルは5月18日、サプライチェーンや販売活動への影響が続いているため群馬製作所 本工場と矢島工場(完成車工場)、大泉工場(エンジン・トランスミッション工場)の生産調整を、6月19日まで延長すると発表した。

関連記事: 自動車の国内生産に新型コロナの影響広がる、スバルは17日間稼働停止

ダイハツ工業

 ダイハツ工業も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による一部の海外調達部品の納入状況と、自動車市場の需要を鑑みて国内の完成車工場の稼働を停止する。

 滋賀(竜王)第2工場(滋賀県竜王町)は既に発表した4月13〜21日から延長して22〜24日も稼働停止となる。同工場では「ロッキー/ライズ」「タント」「ムーヴ キャンバス」を生産している。「トール/ルーミー/タンク/ジャスティ」「ブーン/パッソ」「コペン」を生産する本社(池田)工場(大阪府池田市)は、カレンダー上の休日である5月2〜10日に加えて、5月1日、5月11〜12日の稼働を停止する。「プロボックス/サクシード」、ムーヴ キャンバスを生産する京都工場(京都府大山崎町)は、同じくカレンダー上の休日である5月2〜10日に加えて5月1日と11日の操業を停止する。


 ダイハツ工業は5月18日、4工場における6月の稼働調整について発表した。本社(池田)工場、は6月4〜5、11〜12、18〜19、25〜26日(8稼働日)で、京都工場は6月5、12、19、26日(4稼働日)で稼働を停止する。また、ダイハツ九州 大分(中津)第1工場(大分県中津市)は6月4〜5、11〜12日(4稼働日)、同第2工場は6月5、12日(2稼働日)で操業を停止する。この4工場以外は稼働する予定だが、海外部品の調達状況や需要状況などを踏まえて、生産調整を実施しながら稼働する。


 ダイハツ工業は6月22日、本社(池田)工場で7月10、17日の稼働を停止すると発表した。

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