必見!構内PHSのリプレースとして最適なDECT方式のIP電話 小型で軽く、安定した通信ならコレ!大規模施設向けワイヤレス通信端末

2023年3月の公衆PHSサービスの終了を受けて、構内PHSのリプレース問題に特に製造業をはじめとするさまざまな企業が直面している。置き換えに伴う課題を解決できる、日本HPのワイヤレスIP電話ソリューション「Poly Roveシリーズ」を紹介しよう。

» 2023年09月11日 10時00分 公開
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 28年間続いた公衆PHSサービスが2023年3月に終了した。これに伴い、企業や自治体、病院などで内線端末として使用されている構内PHSのリプレース需要が高まっている。公衆PHSサービス終了後も構内PHSは利用できる。だが、端末メーカーの撤退が続いており、市場縮小によってPHS端末や基地局利用の価格高騰などの影響が懸念されるためだ。

 製造業でも、工場や物流施設などで使っている内線端末や社内コミュニケーションシステムそのものを見直す企業が増えている。その際の選択肢になりやすいのが、スマートフォンを用いた各種内線通話システムへの置き換えだろう。しかしこれは、さまざまなセキュリティ対策やシステムの導入、管理にかかる手間とコストがかさみがちな点に注意が必要だ。

 このような事情を踏まえて、製造現場や物流現場を筆頭とするさまざまな組織における新たな構内通話端末/システムとして紹介したいのが、日本HPが国内で新たにリリースしたワイヤレスのIP電話ソリューション「Poly Roveシリーズ」だ。

抗菌性や耐久性にも優れたPoly Roveハンドセット

 Polyは2022年8月、日本HPに新たに加わったブランドで、前身はヘッドセットのPlantronicsとビデオ会議ソリューションのポリコムである。両社ともに長年優れた音声・映像技術を搭載したデバイスを数多く提供してきたメーカーとして定評を得てきた。

 そのPolyが展開するPoly Roveシリーズは、デジタルコードレス電話の標準規格であるDECT(デジタル強化無線電気通信)方式のワイヤレスIP電話ソリューションだ。3種類のハンドセットと3種類のベースステーションで構成される。

 Poly Roveハンドセットには、エントリーモデルの「Poly Rove 20」、抗菌性と耐久性に優れたスタンダードモデル「Poly Rove 30」、そしてBluetooth通信に対応し、バイブレーションモードや専用緊急キーなどの追加機能を備えたアドバンスドモデル「Poly Rove 40」の3つがある。

Poly Roveハンドセットの外観[クリックして拡大] 提供:日本HP

 工場や物流施設などでの使用に特に適しているのがPoly Rove 30とPoly Rove 40だ。両モデルは最大2mの落下耐性とIP65の防塵(じん)/防水性能を備えており、高い堅牢(けんろう)性を実現している。加えて、Microban抗菌技術を採用しており、製品のライフタイム全体にわたって細菌の繁殖を抑制できる。一般的なスマートフォンやPHS端末よりも表面を清潔かつ真新しく保ち、長持ちさせられる。

 Poly Rove 40は、専用緊急キーを使うことで緊急の呼び出しやアラーム付きのアラートを設定できる。緊急事態への初動対応を迅速に行えることから、極めてハイレベルな安全性が求められる工場や物流施設では必須の機能と言っても過言ではない。

Poly Roveハンドセット(Poly Rove 40)の機能概観[クリックして拡大] 提供:日本HP

 DECT方式のIP電話機市場は世界中で着実に成長しており、国内でも移動しながら簡易に通話ができる電話端末として注目度が上がっている。日本HP ハイブリッドワークソリューション・ペリフェラル事業本部 セールスアクセラレーション&アライアンス マネージャーの佐野友香氏は、「Poly Roveシリーズはベースステーションと端末の間をDECT方式で接続しているので、Wi-Fi基地局などのインフラが不要です。製造業に求められる通信品質や安全性、信頼性を担保しつつ、手軽にDECT方式のIP電話機を導入できます」と語る。

ハンズフリー通話にも対応

 Poly RoveファミリーはDECTデバイスとSIPゲートウェイの統合を実現している。現場の従業員がPoly RoveハンドセットからMicrosoft Teamsの通話機能やZoom Phoneといった汎用(はんよう)的なクラウドサービスを使って、外出先の同僚などとワンタッチでシームレスに会話することが可能だ。もちろん、一般的なSIP規格のクラウドPBXサービスやオンプレミスのPBXにも対応している。

日本HP ハイブリッドワークソリューション・ペリフェラル事業本部 セールスアクセラレーション&アライアンス マネージャーの佐野友香氏 提供:日本HP

 さらには、シンプルではあるものの、トランシーバー機能までついているというから驚きだ。

 そして意外と忘れられがちだが、工場や物流施設など移動の激しい現場では電話機のサイズや重量、バッテリー持続時間も重要な検討要素だ。Poly Roveハンドセットは軽量かつコンパクトでありながらバッテリー持続時間が長い。この点も大きな優位性の1つになっている。

 「フル充電時は待ち受け状態で最大300時間持ち、最大18時間の連続通話が可能です。1日持ち歩いていてもまったく問題はありません。Poly Roveハンドセットには快適かつ安全に持ち歩くためのベルトクリップが備わっているので、安心して移動できます」(佐野氏)

 Poly Roveベースステーションには、シングルセルタイプとマルチセルタイプの2種類がある。1つのベースステーションで最大20台のハンドセットの同時通話に対応しており、屋内で最大50m、屋外で最大300mの通信範囲をカバーする。ベースステーションは最大で1000台のハンドセットを接続できるスケーラビリティを持っている。これにより、現場のニーズや使用規模の変化に柔軟に対応できる。

※Poly Rove ベースステーションの技術仕様です。JDECTの規格上は「屋内で最大40M、屋外で最大250m」になります。

ベースステーションの外観[クリックして拡大] 提供:日本HP

 「工場をはじめ物流施設や小売店舗など、さまざまな大規模施設でのシームレスなコミュニケーションの実現に寄与します。ワイヤレス通信のセキュリティに関するDECTの最新規格に準拠しているので、会話を安全に保護できます」(佐野氏)

 イヤフォンジャック(3.5mm)に有線ヘッドセットを接続することでハンズフリー通話にも対応する。Bluetoothを搭載するPoly Rove 40であればワイヤレスヘッドセットも使用可能だ。Polyブランドには、ハンズフリーによる生産性向上を目指して開発されたDECTワイヤレスヘッドセットの「Saviシリーズ」や有線ヘッドセットの「Poly Blackwireシリーズ」もある。Poly Roveシリーズのハンドセットと組み合わせることでその効果を最大限に発揮できる。

各種ヘッドセットとの組み合わせでハンズフリー通話を実現[クリックして拡大] 提供:日本HP

スマートフォンにない3つの強み

 前述したように構内PHSのリプレース先としてはスマートフォンを用いた各種内線通話システムも考えられる。しかし、導入するとなると大きく分けて3つの課題がある。

 1つ目は操作性だ。通話発信のたびにいちいちPINコードを入力してアプリケーションを立ち上げ、ログイン後に電話番号を入力するなどのステップを要する。忙しい現場にあって、こうした煩わしさは生産性の低下につながりかねない。電話機そのものの利便性を兼ね備えたPoly Roveハンドセットであればワンタッチで通話が可能だ。

 2つ目の課題がセキュリティだ。施設の中、特に製造業の工場などでは、機密性が高く、カメラの持ち込みを禁止している企業も多い。しかしほぼ全てのスマートフォンにはカメラが搭載されており、この対策が必須となる。他にも、認可外のアプリケーションのインストールを防止したり不正使用されていないかどうかを監視したりするなど手間がかかる。スマートフォンの汎用性の高さが、構内通話端末の用途ではそのまま大きなデメリットになってしまう。

 佐野氏は、「Poly Roveハンドセットは施設内コミュニケーション向けに特化してデザインされており、カメラ機能がないため情報漏えいの心配はありません。新人が入社した際の、端末の追加や削除なども容易です。電話機としての機能に特化している分、高いセキュリティとシンプルな操作性による使いやすさを追求しています」と話す。

 そして3つ目の課題が、導入と管理にかかる手間とコストだ。Wi-Fi接続方式は基地局の設置に多くの手間やコストがかかる。全従業員にスマートフォンを配るとなれば、端末の単価が高いので総コストはかなりのものになってしまう。導入後も、セキュリティを確保するために多大な管理負荷が生じる。Poly Roveシリーズであれば、導入から管理までを比較的低コストかつ容易に行える。

30年のノウハウを生かして、切れにくい通信環境の構築をサポート

 Poly Roveシリーズには他にも多くのメリットがある。その1つが通信環境構築の容易さだ。DECT製品の中には構内での使用をメインにしているため拡張性を意識していないものもある。Poly Roveシリーズはベースステーションの組み合わせによってユーザーのニーズに柔軟に対応できる。

 保守やサポートの面でも大きな強みがある。ニーズに応じて、さまざまな業界への通信サービスの提供で30年以上も知見を蓄積してきた専属チームが設備環境に最適なベースステーションの配置についてアドバイスしてくれる。

 構内PHSからの置き換えに関して頭を悩ませている企業も多いに違いない。日本HPは、そうした企業にとって最適な構内電話ソリューションの導入を支援すべく「今こそ、将来を見すえた構内PHSからの脱却を!」と題するオンラインイベントを10月13日に開催する予定だ。クラウド型電話システムへの移行をはじめ、優れたモビリティーの実現や会話の安全性、電話機の耐久性などをテーマに、製造業をはじめとする施設内コミュニケーションのニーズに対応するソリューションを詳しく解説する予定だ。少しでも興味を抱いたならば、ぜひ参加してみてほしい。

Roveシリーズのご紹介Webinar開催
「今こそ、将来を見すえた構内PHSからの脱却を!

(エンドユーザー様向けセッション)
開催日時:2023年10月13日(金)13:00-14:30(接続開始 12:50)
ご登録はこちら
https://reinvent.hp.com/rove-launch-webinar-JA

(HP | Polyパートナー様向けセッション)
開催日時:2023年10月13日(金)16:00-17:30(接続開始 15:50)
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アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2023年9月26日

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