ソディックの自動搬送装置が可搬質量43kgに、中型ワークの搬送に対応:工作機械
ソディックは、筐体内に多関節ロボットを内蔵し、最大43kgの電極やワークを自動交換する自動搬送装置「SZ50」の販売を開始した。200mm角以上の中型ワークの搬送に対応し、設置性や大型機との接続性も高めている。
ソディックは2026年8月27日、筐体内に多関節ロボットを内蔵し、最大43kgの電極やワークを自動交換する自動搬送装置「SZ50」の販売を開始したと発表した。「JIMTOF2026」(同年10月26〜31日、東京ビッグサイト)にて実機を展示する。
SZ50は、従来機「SZ25」の基本性能を継承しつつ、多様な加工現場への導入を見据えたモデルだ。同社製の放電CAMやスケジューラーと連携し、精密金型や精密部品の加工での高精度な自動運転を可能にする。
筐体は従来と同等水準のコンパクトさを維持しながら、最大可搬質量を従来の18kgから43kgへと大幅に引き上げた。これにより、200mm角以上の中型ワークの搬送が可能になった。また、ロボットの動作域を広げたことで、同社の高速、高性能精密形彫り放電加工機「A60G」をはじめとする大型機との接続にも対応する。
制御ソフトウェアは、NCプログラムや他社製を含むNCスケジューラーと連動し、多彩な運用スタイルに対応する。装置内部には機械主軸の回転装置を不要にする反転装置を標準装備。ワークの搬入方向に制限がなくなるため、2台接続してレイアウトする際にも、双方を作業者に正対する位置に配置できる。
装置の外形寸法は1400×2400×2350mmで、本体質量は1500kg。搬送ロボットには6軸垂直多関節タイプを採用し、ツーリング規格はEROWAおよびSystem-3Rに対応する。外部接続方式はEthernetを採用した。
電極の最大搬送質量はホルダーを含めて20kg、最大98個まで収納できる。最大寸法は75×75×150mmで、1つ飛ばしの配置時は150×150×150mm。ワークの最大搬送質量は治具やマグネット、パレットを含めて43kg。最大寸法は200×200×240mmで、最大12個の配置に対応する。
製造現場で人手不足が深刻化する中、工作機械に対して操作性の向上や自動化、省エネへの要求が高まっている。同社は自社や他社システムとの連携を強化した自動搬送装置の投入を通じて、多様な加工現場の生産性向上を支援する。
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