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「今後数年は伸びる」ソディックはデータセンター関連好調、発電関連で大型機も工作機械

ソディックは、2025年12月期(2025年1〜12月)の決算概要について説明した。

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 ソディックは2026年2月13日、オンラインで記者会見を開き、2025年12月期(2025年1〜12月)の決算概要について説明した。

中華圏や北米が好調、工作機械事業がけん引

 2025年12月期の売上高は前年比9.4%増の805億7200万円、営業利益は同89.4%増の42億2400万円、当期純利益は同9.7%増の45億1400万円だった。主力の工作機械事業を中心に堅調に推移して増収、構造改革の進展により増益となった。

2025年12月期の決算概要
2025年12月期の決算概要[クリックで拡大]出所:ソディック

 工作機械事業の売上高は前年比13.6%増の583億円、営業利益は同58.5%増の54億6500万円だった。ソディック 代表取締役 CEO 社長執行役員の圷祐次氏は「中華圏でのスマートフォン、データセンター向け光コネクター、電子部品、半導体向けで非常に旺盛な需要があった。欧米、日本では航空宇宙関係の需要もあった」と語る。

 産業機械事業の売上高は前年比1.8%増の97億3000万円、営業利益は同37%減の5億1800万円だった。データセンター向け光コネクターやコンタクトレンズ関連が堅調で高付加価値モデルへのシフトも進めたが、人件費や研究開発費の増加により増収減益となった。

 食品機械事業の売上高は前年比9.7%減の69億5200万円、営業利益は同1.2%増の9億8100万円だった。国内は製麺設備の増設需要が継続したが中食業界の減速による設備投資見送りも一部で発生した。中華圏、韓国における製麺設備の需要は継続した。

「2025年は中華圏や北米は好調だった一方で、国内は金型産業をはじめ全体的な市場としては低迷した。その中で、データセンター関連の話は2025年後半になるにつれて増え、2026年に入っても話がたくさん来て、実際に受注もある。データセンター関連は部品加工の分野も発展しており、MTフェルールの金型製造に使うワイヤ放電加工機やその後の成形に使う射出成形機などの伸びを期待している。データセンター関連は今後数年間は伸びていくだろう。一番注目しているのは発電関連であり、大型の放電加工機の引き合いがたくさん来ている」(圷氏)

2025年12月期の業績ハイライト
2025年12月期の業績ハイライト[クリックで拡大]出所:ソディック

 中国では2025年に生産体制の見直しを行い、既存の蘇州工場を移転縮小した上で、生産に関しては厦門工場に集約し、移転した蘇州工場はアフターサービスなどを手掛けるテクニカルセンターとした。その他、金属3Dプリンタ事業を展開するイタリアのPrima Additiveを連結子会社化した。「彼らはわれわれが出していないDED(Directed Energy Deposition)方式の金属3Dプリンタ、大型の金属3Dプリンタや、欧州の新しい自動車規制であるユーロ7に対応するためブレーキパッドから出る粉じんを抑えるコーティングが可能な機械などを展開している」(圷氏)。

 2026年12月期(2026年1〜12月)は、売上高が前年比9.8%増の885億円、営業利益は同30.2%増の55億円、当期純利益は同13%増の51億円を計画する。また、2029年12月期に向けて売上高1000億円、営業利益100億円などを指標とする中期経営計画も発表した。具体的なプランは2026年5月以降に発表するとしている。

2026年12月期の業績予想
2026年12月期の業績予想[クリックで拡大]出所:ソディック
中期経営計画の指標
中期経営計画の指標[クリックで拡大]出所:ソディック

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