ロボット160台、ビン6.5万個の巨大自動倉庫 50万点の多品種物流に挑む:物流のスマート化(2/2 ページ)
物流センター運営を担うSBフレームワークスは、2026年1月に川崎事業所(ESR 東扇島ディストリビューションセンター内)に大規模な自動倉庫システムを導入したほか、ロボットの活用なども含め、倉庫作業の自動化を推進した。その狙いと現状について紹介する。
AutoStoreの実際の活用の様子
ここからは、SBフレームワークス 川崎事業所で、どのような流れでAutoStoreを活用しているのかについて見ていく。
入庫
まず、商品を受け取って入庫検査を行い、ラベルを貼って振り分ける(写真1)。その後、アイテムの重さと寸法を計測し(写真2)、ビンに正しく収まる重さや大きさの条件を満たすように、最適な形でアイテムをビンに振り分け、AutoStoreに入庫する(写真3)。
ピックアップ
AutoStoreに収められたアイテムは、作業員がいちいち移動して収集する必要がなく、ロボットが必要なアイテムを収納したビンを手元に持ってきてくれるので、決まった場所(ポート)でピックアップする(写真4)。
作業員はそのビンから必要なアイテムをピックアップし、出荷用のビンに詰め替えるだけでよい(写真5)。
出庫
出庫用のコンテナのアイテムを自動製函機で作った段ボール箱に詰め替えて出荷する(写真6)。数を合わせる必要があるものなどについては、出庫用の棚で待機させるケースもある(写真7)。
自動化領域をさらに拡大へ
SBフレームワークスでは、今後さらに自動化領域の拡大を進める方針だ。先述した自動フォークリフト「BALYO(バリヨ)」の導入に加え、入庫や出庫時のピックアップ作業を自動化するため、ピッキングロボット「Berkshire Grey(バークシャーグレイ)」なども導入する計画だ。
菅野氏は「物流コストの低減や人手不足への対応などから今後自動化領域の拡大は欠かせない。まだ、AutoStore外の自動化については、試験中で費用対効果の面で難しい部分もあるが、早期に対応を進めて道筋を付ける必要がある」と語っている。
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