メタリックのムラを低減、自動車向け補修用水性塗料がリニューアル:材料技術
日本ペイントは、同社の自動車補修用水性カラーベース「nax E-CUBE WB」を「nax E-CUBE WBX」として刷新した。第1弾として、主要メタリック原色やバインダー、希釈剤を発売した。
日本ペイントは2026年7月7日、同社の自動車補修用水性カラーベース「nax E-CUBE WB(ナックス イーキューブ ダブリュービー)」を「nax E-CUBE WBX(ナックス イーキューブ ダブリュービーエックス)」として刷新すると発表した。同月より順次リニューアルを開始し、第1弾として主要メタリック原色、バインダー、希釈剤を発売した。
nax E-CUBE WBXは、塗料の粘度を調整してアルミ顔料の並び方を制御することで、メタリック塗色のムラを低減。垂れにくく、フラットで均一な仕上がりを可能にした。また、塗料が被塗物に付着した後、揮発成分が蒸発して塗膜として残る塗着NV(ノンボラ)を最適化した。塗装時のなじみやすさを高め、乾燥時の粉じん(ダスト)を抑えて、水性塗料では困難だった作業性と仕上がり品質を両立している。
乾燥後は塗膜が研ぎやすく、下地調整のため表面を軽く研磨する中研ぎ作業も容易になった。優れた乾燥性により、次の工程へスムーズに移行できる。
塗料の性能基盤となる樹脂粒子は、ニーズに応じて大きさを調整する粒径制御で粒子の均一化を図った。均一な粒子が整列することで、分散する粒子同士が乾燥などの工程で結び付き、一体化する。この粒子融着により、塗料全体の性能を高めている。
同製品はカラーベースに分類される1液型水性塗料で、容量は0.2、1、4Lを用意し、缶またはプラスチックボトルで提供する。塗料だけでなく、下地からクリヤー塗装までの自動車補修用水性塗料をそろえた「nax E-CUBE WBX水性システム」として提供。溶剤系塗料から水性塗料への移行が進む鈑金塗装業界の環境負荷低減や作業環境改善を支援する。
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