働き方改革で業務時間が減った設計者の約8割が部品リスクの確認不足を実感:キャリアニュース
KUMU Worksが、製造業の設計現場での部品リスク管理実態に関する調査結果を発表した。働き方改革で業務時間が減少したエンジニアのうち、約8割が設計段階で部品リスクを確認する時間が不足していると答えた。
KUMU Worksは2026年7月8日、製造業の設計現場における部品リスク管理実態に関する調査結果を発表した。
同調査は、製造業に5年以上従事する設計および開発エンジニア(20〜50代の男女)を対象とし、1195人から回答を得た。
初めに、働き方改革の推進による自身の業務時間の変化について尋ねたところ、「変化はない」が52.9%で最多となった。一方で、「やや減少した」(21.8%)と「大きく減少した」(5.5%)を合わせると27.3%に達しており、4人に1人以上は業務時間が減少していることが判明した。
前問で、業務時間が減少したと回答した人に、業務の中で感じている問題を尋ねると、「スキルやノウハウが属人化している」(54.1%)が最も多かった。次いで「人材が慢性的に不足している」(52.6%)、「業務量に対して時間が足りない」(33.3%)となっている。
業務時間が減少したと回答した人に、設計段階で廃番やEOLなどの部品リスクを確認する時間が十分に取れているかを尋ねた。その結果、「十分に取れていない」が68.5%を占めた。「全く取れていない」の9.5%を合わせると78.0%に達している。
働き方改革による工数削減で、6割超が製品の品質維持に不安あり
続いて、働き方改革に伴い業務時間や工数が削減したことで、製品の品質維持に不安や懸念を感じているか尋ねたところ、「やや感じている」(53.2%)と「強く感じている」(11.3%)の合計が64.5%に達した。
また、工数削減以降、部品リスクの検証不足などを原因とする後工程での手戻り、設計のやり直しの発生頻度が変化したかについては、「やや増加した」が33.0%、「大きく増加した」が5.2%となった。
限られた工数の中で品質を維持するために必要だと感じる工程の見直しや支援については、「社内ノウハウの共有や業務標準化の推進」が46.5%で最も多かった。次いで「設計・開発支援ツールの導入やアップデート」「開発スケジュールの見直し・適正化」がともに42.8%となっている。
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