テクノロジーで隠れ熱中症を防ぐ マクニカが「AiryQonnect」新機能の詳細を公開:製造マネジメントニュース(2/2 ページ)
マクニカは、神奈川県横浜市でメディア向けの勉強会を開催し、熱中症をテクノロジーで解決するマクニカの取り組みについて説明した。熱中症対策は個人から組織での対策が重要となり、これを実現するためにはテクノロジーを活用した熱中症対策が必要だ。
マクニカは熱中症リスクを見える化して管理可能なソリューションを開発
マクニカは半導体技術商社としてこれまで培ってきた知見やノウハウを生かして、さまざまな領域で熱中症ソリューションの開発を各パートナー企業と進め、世の中に展開しようとしている。直近では、同社が2021年から新規事業として展開している空間の空気質を見える化するソリューション「AiryQonnect(エアリーコネクト)」の新機能として、「AiryQonnect熱中症対策ソリューション」を2026年7月22日から提供開始すると発表した。
AiryQonnectは日常空間に存在し、人の生産性や健康に影響を与えている空気質を測定し、見える化するソリューションだ。センサー端末で得た空気質の情報をコネクティビティを介してクラウドへ送信し、さまざまなプラットフォームでデータの蓄積やAI(人工知能)解析といったサービスを利用できる。
マクニカが発表したAiryQonnect熱中症対策ソリューションは、ワッティーが展開している黒球温度計センサーとAiryQonnectを連携させて、測定した各種データからWBGTを算出する。その後、Bluetoothを活用して得たデータをゲートウェイ経由でクラウドに送信する。これにより、AiryQonnectのプラットフォーム上で、グラフやマップ表示、管理者へのアラートといった機能を活用して、職場の熱中症リスクを可視化できる。今後は現場の警告灯と連携できる機能をリリース予定だ。
マクニカ アルティマ カンパニー第1技術統括部 応用技術第1部 主席の甲斐田陽一氏は「現場での活用イメージは機械からの排熱や窓から入る光など暑熱環境下でセンサーが温度を検知し、設定した閾値を超えるとクラウドで管理責任者にメールが飛び、現現場へのフィードバックとして現場の警告灯で注意喚起するといったことが可能になる」と述べた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ダイキン工業など、体感温度を5℃低減するベンチを共同開発し事業性を検証
ダイキン工業らは、通常時より体感温度を5℃低減する「空調機能付きベンチ」の事業性を検証する。共同開発した同ベンチを丸の内仲通りで実施される社会実験の会場に設置し、利用実態などを調査する。
設備データと人の暑さストレスデータを一元管理、作業効率化と安全対策強化
東芝情報システムは、IoTソリューション製品にリストバンド型センサーを接続したシステムを開発したと発表した。配線工事なしで導入でき、設備データと作業員の暑さストレスデータをまとめて管理できる。
34%の省エネ性能改善が必要 パナソニックが語るエアコン事業戦略と2027年の壁
パナソニック HVAC & CCはエアコン事業における取り組みや、2027年に改定が予定されている省エネトップランナー制度に関する現状と見解について説明した。
10分間で頭部を完全冷却 熱中症対策に特化した「可動式冷却ブース」が誕生
ブイキューブは「第3回ワークプレイス改革 EXPO 【東京】」で、熱中症対策に特化した可動式ブース「テレキューブクール プロ」を披露した。同製品は工場や倉庫など空調が効きづらく、高温になる環境下での使用を想定している。
気温45℃でも15℃を維持、冷却性能が1.6倍になった水冷ウェアを開発
Shiftallは、ヒートパイプ型ヒートシンクを新たに搭載した、ペルチェチラー方式のウェアラブル冷却装置を発表した。冷却性能を従来比約1.6倍に高め、気温45℃でも水冷シート表面温度を15℃に維持する。
熱中症対策支援を容易に導入、流体技術とレンタル機器で熱リスク可視化
荏原製作所は、工場や倉庫向けのサービス「熱中症対策支援 気流シミュレーション&空調機レンタル」の提供を開始した。独自の流体技術で現場の熱リスクを可視化し、最適な空調機器のレンタルプランを提案する。




