熱中症対策支援を容易に導入、流体技術とレンタル機器で熱リスク可視化:製造ITニュース
荏原製作所は、工場や倉庫向けのサービス「熱中症対策支援 気流シミュレーション&空調機レンタル」の提供を開始した。独自の流体技術で現場の熱リスクを可視化し、最適な空調機器のレンタルプランを提案する。
荏原製作所は2026年3月2日、工場や倉庫での熱中症対策を支援するサービス「熱中症対策支援 気流シミュレーション&空調機レンタル」の提供を開始した。気流解析技術と空調機レンタルを組み合わせたソリューションとなる。
同サービスは、製造業や建設業が熱中症死傷者の約4割を占める現状や、2025年施行の改正労働安全衛生規則への対応を背景に開発された。同社が長年培ってきた流体技術および解析ノウハウを、空間の空気と熱の課題解決に応用している。
気流や熱だまりの場所の特定は、これまで現場作業者の経験則に頼っていた。気流シミュレーションでは、独自の手法により、建築図面や使用状況の情報から暑さの原因や気流が滞留する場所を特定して可視化し、最も効率的な機器配置やダクト計画を策定する。初回のシミュレーションと対策の提案は無料だ。
熱中症対策として設置する機器は、大規模な工事を必要としない可搬式クーラーや送風機のレンタル品を活用する。これにより、大規模な設備投資をすることなく、初期費用を抑えて機器を導入できる。
また、「荏原メンテナンスクラウドサービス」を併用すれば、現場のWBGT(暑さ指数)や温湿度を24時間遠隔監視でき、異常時にはスマートフォンやPCなどに通知が届く。
同サービスは、労働現場を安全で快適な環境へと改善するほか、改正労働安全衛生規則による事業者の義務履行を支援する。夏期限定で試験導入し、効果を検証してからの本格導入も可能だ。
同社は今後も、流体技術に強みを持つ機械メーカーとして、多様な作業現場の安全性と生産性の向上に貢献していく。同社Webサイトに開設した特設サイトでは、同サービスの相談、依頼を受け付けている。また、同年7月15〜17日まで東京ビッグサイトで開催される「第12回 猛暑対策展」への出展も予定している。
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