SDV向けオープンソース基盤、車載Linuxにコンテナやハイパーバイザーなどを統合:車載ソフトウェア
Automotive Grade Linuxは、SDV向けオープンソースプラットフォーム「SoDeV」の初期版を公開した。ハードウェアに依存しない開発環境を提供し、車両開発期間の短縮を支援する。また、新たに加盟した5社を発表した。
Automotive Grade Linux(AGL)は2026年5月13日(現地時間)、SDV(ソフトウェア定義車両)向けオープンソースレファレンスプラットフォーム「SoDeV」の初期バージョンを公開したと発表した。併せて、EMQなど新たに加盟した企業5社を発表した。
SoDeVは、AGL Unified Code Base(UCB)に、LinuxコンテナやVirtIO、Xenハイパーバイザー、Zephyr RTOSなどを統合したパッケージだ。AGLソフトウェアの最新リリースである「Ultimate Unagi」を通じて提供され、車載用SoCや仮想マシン、クラウド環境で動作する。これにより自動車メーカーは、ハードウェアの完成前に先行開発ができる。
Ultimate Unagiは、Yocto Project Scarthgap LTS(リリース5.0.16)に更新することで安定性が向上したほか、Flutter Embedderなどのツール群を刷新し、機能改善が図られている。また、車両データモデルである「Vehicle Signal Specification(VSS)」のアップグレードや、gRPCを活用した「Distributed Display Framework」の更新も含まれる。Ultimate Unagiは今後2年間サポートされる。
また、今回新たにEMQ、リネオソリューションズ、MediaTek、VA Linux Systems Japan、Very Good Venturesの5社がAGLに加盟した。参画企業が業界を越えて連携することで、車載半導体や通信基盤から開発ツールまで、SDVの構築に必要な専門領域を網羅する。
AGLは、共有のオープンソースソフトウェア基盤を共同開発することで開発の断片化を抑制し、迅速なイノベーションの創出と市場投入までの期間短縮を加速させる。
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