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動くほど肩関節を安定させるサポーター、機能的動作との両立を可能に:医療機器ニュース
北里大学は、肩関節の動的安定化を目的とした新型肩サポーター「Axis Fit」を開発し、ライセンス契約を締結したオルト産業から発売した。「動くほど安定する」というコンセプトのもと開発された製品だ。
北里大学は2026年3月6日、肩関節の動的安定化を目的とした新型肩サポーター「Axis Fit」を開発したと発表した。従来の固定型サポーターとは異なり、動的安定化を重視した設計を採用した製品で、ライセンス契約を締結したオルト産業より発売する。
同製品は、北里研究所が特許出願した技術を基盤とする。肩関節不安定症に対する前方制動サポートや関節求心位の保持と機能的動作の両立、腱板機能や関節運動の再学習を促す設計を特徴としている。
複雑な肩関節運動に対して関節求心位を保持しながら、機能的な動作を妨げない構造としており、肩の不安定感の軽減に寄与する。用途は肩関節不安定症や投球障害肩、術後リハビリテーション、スポーツコンディショニングなど多岐にわたる。
開発の背景には、臨床現場における課題解決の知見がある。今後は臨床データの蓄積によるエビデンスの構築を進めるとともに、大学やスポーツチームとの共同研究、一般販売の拡大、医療機関での活用、さらには国際展開も視野に入れ、機能性サポーターとしての普及を目指していく。
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