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長時間計測が可能な小型ホルター心電計の保険適用が決定医療機器ニュース

CYBERDYNEの「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100」が、医療機器認証を取得した。長時間計測が可能なため、24時間計測では検出が難しかった発作性心房細動を早期発見できる可能性が高まる。

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 CYBERDYNEは2024年12月10日、「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis(サイビス) M100」について、同日付で厚生労働省より保険適用希望書が受理されたと発表した。

 同製品は、同年11月27日付で第三者登録認証機関より医療機器としての認証を取得している。また、2025年1月1日から、同製品を使用したホルター型心電図検査が保険適用となる。販売は同年1月以降、段階的に開始する予定だ。

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「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100」の使用イメージ[クリックで拡大] 出所:CYBERDYNE

 CYBERDYNEは、個人に合わせた健康管理や病気の予防、治療に役立てるため、人とモノをインターネットでつなぎ、日常的にメディカルヘルスケアデータを収集、解析し、AI(人工知能)処理する「Cyvis」シリーズの開発を進めている。

 Cyvisシリーズの構成デバイスとなる同製品は、心臓の活動を連続的に記録して、不整脈などの心疾患を検出するホルター心電図検査に対応している。軽量、コンパクトな設計を採用し、1回の充電で最大10日間の連続計測が可能だ。収集したデータをクラウド上の統合サイバニックシステムに送信することで、遠隔でのモニタリングもできる。

 長時間の計測が可能な同製品により、通常の24時間計測では検出が難しかった発作性心房細動を早期に発見できる可能性が高まる。早期治療や再発防止に役立つことが期待される。

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