東レはポルトガルに人工皮革のショールームを開設:製造マネジメントニュース
東レは、グループ会社であるスウェーデンのエアバッグ縫製メーカーAlva Swedenのポルトガル縫製工場に「Ultrasuede」専用のショールーム兼ストック販売拠点を開設する。既存設備を活用して、Ultrasuedeとして初となる縫製事業も開始する。
東レは2026年1月20日、ポルトガルのエアバッグ縫製拠点Alva Confeccoes(Alva社)に、同社の人工皮革「Ultrasuede」専用のショールーム兼ストック販売拠点を同月に開設すると発表した。また、Alva社の既存設備を活用して、Ultrasuedeとして初となる縫製事業を開始する。
Alva社は、東レのグループ会社となるスウェーデンのエアバッグ縫製メーカーAlva Swedenの縫製専門企業だ。東レグループの欧州におけるエアバッグの縫製拠点として機能しており、ショールーム兼ストック販売拠点を開設することで提案力を高める。
ショールームの空間デザインは、デザイナーのRui Pereira氏と福定良佑(Ryosuke Fukusada)氏が担当した。フランスのミッドセンチュリースタイルに着想を得た空間には、バーチ合板や現地のテラコッタタイルを採用し、素材の風合いを引き立てる展示空間を創出した。会場内には両氏がデザインし、デンマークの家具ブランド「PLEASE WAIT to be SEATED」と協業して誕生したソファ「ANZA」も設置され、実際の使用感を体感できる。
同社は、素材の進化を通じて新たなクリエイションを支援し、欧州市場でのさらなる事業拡大を目指す。同時に、持続可能な資源循環と高付加価値な製品提供を推進していくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
1μm以下の極薄半導体チップを高スループットで実装、東レエンジが技術開発
東レエンジニアリングは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業において、極薄半導体チップを高スループットで実装する技術を開発した。
廃車エアバッグが自動車部品に! 東レとリファインバースが協業
自動車の安全を支えるエアバッグが、新たな高機能素材として生まれ変わる。東レとリファインバースは日、廃車エアバッグ端材から高純度リサイクルナイロン66樹脂を開発するための基本合意書(MOU)を締結した。
東レらがモノマテリアルフィルム包装材/技術を開発、CO2排出量を80%削減
東レは、三井化学や熊谷と共同で、フィルム包装材製造工程での揮発性有機化合物のフリー化、従来品比でのCO2排出量80%削減、さらにはリサイクルにも対応する、人と環境にやさしいモノマテリアルフィルム包装材とその製造技術を開発した。
東レがマレーシアでABS樹脂の生産増強、グループで年産42万5000トンに
東レのマレーシア子会社Toray Plasticsは、「ABS樹脂トヨラック」透明グレードの生産能力を増強し、本格生産を開始した。既存の東レ千葉工場と合わせると、東レグループ全体の生産能力は年産49万7000トンまで拡大した。
リチウムイオン電池からリチウムを高収率でリサイクル、東レがNF膜で実現へ
東レは、「nano tech 2023」において、使用済みリチウムイオン電池から高収率でリチウムを回収できるNF膜を披露した。


