物理ボタンを持たない、クリエイター向け高機能マウス:デザインの力
Diver-Xは、汎用インタフェースブランド「Melt Interface」の第1弾として、マウス、トラックパッド、テンキーを融合した「Melt Mouse」を発表した。物理ボタンがなく、代わりにハプティクス技術でクリック感を再現した。
Diver-Xは2025年10月21日、インタフェース機器ブランド「Melt Interface」の第1弾として、クリエイター向け高機能マウス「Melt Mouse」を発表した。
同製品は、操作性とデザイン性を両立すべく、マウス、トラックパッド、テンキーの機能を1台のデバイスに集約した。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で、同月28日19時(日本時間)から世界同時に予約販売を開始する。
Melt Mouseの特徴は、物理ボタンを持たず、クリック感やスクロール時のノッチ感を触覚フィードバックを生み出すハプティクス技術で再現した機構だ。クリックの重さやフィードバックの強さ、スクロール感度を調整でき、静音で滑らかな操作を目指した。ジェスチャー設定やショートカットの割り当て、クリック感度などは、専用アプリ「Melt Studio」でカスタマイズできる。
同製品は、マウス、トラックパッド、テンキーの機能を瞬時に切り替える機能を持つ。テンキーモードでは本体のLEDが発光し、ショートカットキーとしても機能する。デバイス内に「Photoshop」「Blender」「Premiere Pro」などの操作プロファイルを保存して、ワンクリックで切り替えられる。
筐体の素材はCNC削り出しのアルミニウム製で、トップ面には曲面強化ガラスを採用した。底面の「MagSole」はマグネット着脱式で、接地面に合わせて摩擦係数の異なる複数のソールから選択できる。指先の触感を最適化する微細テクスチャを表現するため、10回以上の試作を重ねた。
価格は、早期割引が3万4500円(数量限定)、Kickstarter特別価格が3万7500円、通常価格は4万2000円を予定する。Diver-Xは、デザイン性と操作性を融合したインタフェースとして、クリエイターに新しい入力体験を提案している。
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