新バージョンのHMI開発ツールでワイヤーフレームや音声認識AIに対応:組み込み開発ニュース
加賀FEIは、HMI開発ツールの最新版「CGI Studio 3.15」をリリースした。ワイヤーフレーム表示をサポートする他、音声認識アプリと連携した音声操作に対応する。
加賀FEIは2025年4月16日、HMI(Human Machine Interface)開発ツールの最新版「CGI Studio 3.15」を発表した。ワイヤーフレームサポートや音声認識AI(人工知能)を活用した直感的なUI構築など、さまざまな機能を提供する。
最新版では、ワイヤーフレーム表示をサポートし、通常表示と切り替えが可能になった。アセットとして出力することも可能だ。マスク付きブラーエフェクトを追加しており、周辺の背景をぼかしてアイコンやテキストなどに焦点を当てられる。
オーサリングツールとして、Adobe PhotoshopやFigmaからのアセットを自動割り当てできるSmart Importer機能を拡張。レイヤー画像をCGI Studioのカスタムコントロールに適用できる。また、Figmaレイアウトの自動適用やフォント置換オプションを追加した。
また、SoundHound AIの音声認識アプリと連携し、自然言語による音声操作を可能にした。25以上の言語に対応し、Speech-to-Meaning技術を活用して、複雑な指示をリアルタイムで解釈できる。MATLAB Connectorに代わり、複雑なデータ型と動的イベントに対応するCGI Studio Connectorを導入した。
新たに登場したProfessional Editionでは、Linuxベースのターゲット用ビルド済みPlayerとデータモデルへのPythonによるアクセスを提供する。
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