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樹脂製ハニカム構造体で「おむつ回収ボックス」 大阪・関西万博で実証実験:リサイクルニュース
岐阜プラスチック工業は、熱可塑性樹脂の連続成形技術による樹脂製ハニカム構造体「テクセル」に紙おむつのリサイクル材を配合した「おむつ回収ボックス」をTOPPANと共同開発した。
岐阜プラスチック工業は2025年4月10日、熱可塑性樹脂の連続成形技術による樹脂製ハニカム構造体「テクセル」に紙おむつのリサイクル材を配合した「おむつ回収ボックス」をTOPPANと共同開発したと発表した。
TOPPANは、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において会場内の休憩所やトイレなどの11カ所(予定)におむつ回収ボックスを設置し、リサイクル実証実験を行う。
おむつ回収ボックスの開発に当たってはTOPPANが、回収された使用済み紙おむつをリサイクル工場においてパルプとプラスチックに分離し、このプラスチックのリサイクル材を岐阜プラスチック工業のテクセルに配合。その後、おむつ回収ボックスとして加工し、製品化した。
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