ニュース
米国に初の海外工場設立、プラスチック製パレットなどの物流資材を製造:工場ニュース
岐阜プラスチック工業は、米国に現地法人「RISU AMERICA, INC.」を設立し、製造拠点としてインディアナ州に新工場を建設する。2024年4月に着工しており、2025年9月の竣工を目指している。
岐阜プラスチック工業は2024年5月28日、米国に現地法人「RISU AMERICA, INC.」を設立し、製造拠点としてインディアナ州に新工場を建設すると発表した。同年4月に着工しており、2025年9月の完成を目指している。
新工場は、同社グループ初の海外工場だ。2028年度の売り上げ1500億円達成に向けた経営5カ年計画「リスグループのミライ」にある「グローバル展開」の一環で、投資額は6000万ドル(約95億円)を見込む。
建屋面積は7857m2(2374坪)で、北アメリカで拡大し続ける顧客ニーズに合わせ、プラスチック製パレットをはじめとする物流資材全般を製造していく。高品質な製品を安定供給させるため、社員の過半数は日本から熟練技術者を派遣する。
また、敷地面積が11万7359m2(3万5500坪)あり、生産量の増大に応じて工場を拡張および増設する計画もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トヨタはケンタッキー州でEV生産、電池工場には21億ドルの追加投資
トヨタ自動車は2025年からEVを生産する米国工場と、電池工場への追加投資を決定したと発表した。 - 日産のEV用電池の年間生産能力が「リーフ」35万台分に、米国工場が稼働
日産自動車は、米国テネシー州のスマーナ工場に併設した車載リチウムイオン電池工場を稼働したと発表した。EV用電池モジュールの年間生産能力は「リーフ」20万台分である。日本のオートモーティブエナジーサプライ、英国サンダーランド工場と合計すると、EV用電池の年間生産能力はリーフ35万台分に達する。 - 米の無人フォークリフトとAMRが重量物搬送デモ、MESとの連携も披露
Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は年次イベント「Automation Fair 2023」において、AMRやAGF(無人自動フォークリフト)を活用したデモンストレーションを披露した。 - シェフラーが米国に新工場、2.3億ドル投資して電動アクスルなど生産
シェフラーは電動アクスルなど自動車の電動化部品を生産する新工場を米国オハイオ州に建設する。 - ホンダ、GMの合弁会社が燃料電池システム生産開始、耐久性と耐低温性が向上
ホンダとGeneral Motorsが共同開発した燃料電池システムを、両社の合弁会社Fuel Cell System Manufacturingが生産を開始した。腐食耐性の高い材料を適用するなど耐久性を2倍に高め、耐低温性も大幅に向上している。