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シェフラーが米国に新工場、2.3億ドル投資して電動アクスルなど生産電動化

シェフラーは電動アクスルなど自動車の電動化部品を生産する新工場を米国オハイオ州に建設する。

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 シェフラーは2024年2月26日、電動アクスルなど自動車の電動化部品を生産する新工場を米国オハイオ州に建設すると発表した。2024年半ばに着工し、2025年第3四半期の完成を予定している。敷地面積は約1万2000m2。新工場開設と今後の拡張で2032年までに2億3000万ドル(約343億円)以上を投資する計画だ。

 新工場では、シェフラーが設計/製造したツールや設備を活用するなど最先端の技術を用いて製品を生産するとしている。また、2040年までに気候中立を達成する目標に基づいて、環境に優しいアイデアを新工場に取り入れる予定だ。

 オハイオ州には自動車のトランスミッションの製造拠点が既にあり、新工場とも近接しているという。取引先である主要な自動車メーカーやサプライヤーの拠点にも近く、鉄道や高速道路にもアクセスしやすいとしている。

 新工場では2032年までに450人の新規雇用を創出する。製造ラインのオペレーターやマテハンエンジニア、保守点検やツールの技術者、品質管理などさまざまな職種で採用活動を行う。また、地元の教育機関とも連携して人材を確保し、インターンシップの機会も提供する。

 シェフラーはオハイオ州の既存工場を拡張してモーターや電動パワートレインシステム用コンポーネントの生産体制を整える工事を完了した他、オハイオ州立大学と2025年にバッテリーセルの研究開発センターを開設するなど米国と電動化への投資に注力している。新工場が米国のインフレ抑制法で優遇措置の対象となる可能性があるか、現在調査中だという。

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