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三井化学がデータサイエンティスト・スペシャリスト制度の運用を開始:製造マネジメントニュース
三井化学は、データサイエンティスト(DS)の専門性を発揮するための新たなキャリアパスとして、「DS・スペシャリスト制度」の運用を2025年2月に開始した。
三井化学は2025年3月6日、データサイエンティスト(DS)の専門性を発揮するための新たなキャリアパスとして、「DS・スペシャリスト制度」の運用を同年2月に開始したと発表した。
これにより高度な専門性を持つ人材が能力を発揮できる具体的なキャリアパスを提供し、長期的なキャリアプランを描きやすくするとともに、専門性が評価される環境を整えることでDSの技術向上やプロジェクト貢献意欲を高める。
DSとして採用した人材もDS・スペシャリストとして認定予定
同社では2021年度に、長期ビジョン「VISION 2030」においてデジタルリテラシーの向上をDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の基本戦略に掲げた。
この基本戦略では、全社員のレベル向上と専門スキルを有する人材の育成によりデータドリブンな組織風土への変革を目指すために、レベル0〜3の4段階のDX人材レベルを定義し、レベルごとに習得すべきスキルに基づく人材育成プランを作成した。
DS・スペシャリスト制度の運用に伴い、レベル2以上のDX人材が実務経験を積むことで、DS・スペシャリストを目指すことができ、データサイエンスの専門性の高さに応じた処遇が与えられる。今後は、社外からDSとして採用した人材も、積極的にDS・スペシャリストとして認定する予定だ。
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