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三井化学が半導体製造工程用テープを増産、台湾工場での生産能力を2倍以上に:工場ニュース
三井化学の100%子会社である三井化学東セロは2021年4月8日、半導体製造工程用テープ「イクロステープ」の生産能力増強を決定したと発表した。
三井化学の100%子会社である三井化学東セロは2021年4月8日、半導体製造工程用テープ「イクロステープ」の生産能力増強を決定したと発表した。
「イクロステープ」は、三井化学の樹脂由来のポリマーサイエンスの技術と三井化学東セロの精緻なフィルム加工技術の強みを合わせた製品で、半導体製造工程に用いられる保護テープとして、特にシリコンウエハーの裏面研削工程用で「世界トップシェア」(三井化学)だとしている。
テレワーク環境の拡大などでPCやデータセンター向けの半導体需要が増加している他、5Gの本格化に伴い基地局や携帯端末の伸長などでも需要拡大が見込まれており、今回の増産により、世界的な半導体需要の高まりに対応すると共に、さらなる事業拡大を目指す。
生産能力増強は、2020年1月から営業運転を開始している台湾東セロにおけるもので、台湾での生産能力は2倍以上となる年間760万m2となる。着工は2021年8月で、2023年10月の営業運転開始を目指す。国内の名古屋工場と合わせ「イクロステープ」の大幅な供給能力の拡充を図るとともに、BCP体制の強化につなげていく。
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