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組み込みシステムの開発現場に対応したJTAGデバッガの製品化を発表組み込み開発ニュース

京都マイクロコンピュータは、2025年春に、JTAGデバッガ「PARTNER-Jet3」を発売する。組み込みシステムの開発現場に対応するよう、ハードウェアとソフトウェアを全面的に再設計している。

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 京都マイクロコンピュータは2024年11月7日、2025年春に、JTAGデバッガ「PARTNER-Jet3」を発売すると発表した。

 同社は2004年に「PARTNER-Jet」を、2014年に「PARTNER-Jet2」を発売しており、PARTNER-Jet3はそれらの後継機となる。組み込みシステムの開発現場に対応するよう、ハードウェアとソフトウェアを全面的に再設計した。

 PARTNER-Jet3は、長期的な安定供給を考慮して部品構成を見直し、ハードウェア部品を交換することなくファームウェアのアップデートでデバッグ機能を追加できる機構を採用した。また、デバッガソフトウェアには、従来のPARTNERデバッガに加えて新しいソフトウェアも準備しており、Visual Studio Codeのプラグインも利用できる。

 JTAGデバッガは、電子回路基板上のマイクロプロセッサのJTAGポートを活用し、レジスタやメモリの内容を書き換えたりする装置だ。組み込みシステムには欠かせないデバッグ装置となる。同社の現行モデルPARTNER-Jet2は、ArmやRISCV、SuperHなどのアーキテクチャに対応し、シングル、マルチコア構成やリアルタイムOS、Linuxなど幅広い環境に対応したデバッグ機能を備えている。

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