SOLIZEがソフトウェアエンジニアリング事業を分社化、新会社STELAQを設立:組み込み開発ニュース
SOLIZEは、ソフトウェアエンジニアリング事業の分社化と分割準備会社の設立を発表した。新会社STELAQでは、意思決定のスピードを高めて施策実行力を強化し、社会課題の解決や事業の成長を目指す。
SOLIZEは2024年7月19日、ソフトウェアエンジニアリング事業の分社化と分割準備会社の設立について発表した。分社化は同日開催の取締役会において決定、公表され、分割準備会社の設立予定日は同年8月1日となっている。
同社のソフトウェアエンジニアリング部は、高まるソフトウェア領域のニーズに応えるため、2022年1月に新規事業として立ち上げられた。顧客が抱えるソフトウェア品質の課題解決を目指し、大規模システムの設計構築、PMO支援、テスト設計業務、コンサルティング支援などを手掛けてきた。最近ではソフトウェア教育サービスを開始し、職業訓練校の運営や企業向けの研修サービスを通じてIT人材の育成に取り組んでいる。
SOLIZEは、同部が今後も成長、発展するためには、認知度の向上や、エンジニア、コンサルタントの採用強化、給与体系を含めた労働環境の整備、制度設計が重要と考え、分社化を決定。新会社「STELAQ(ステラック)」を設立することで、意思決定のスピードを高め、施策の実行力を強化する。
STELAQでは、女性エンジニアの採用や女性リーダーの育成など女性活躍を推進するDE&I(ダイバーシティー、エクイティ&インクルージョン)、デジタル人材の育成、地域創生を重視した事業活動を通じて、社会課題の解決にも取り組む。2025年年頭より事業活動を開始する予定で、開発現場を支えてソフトウェア品質を高め、顧客満足度の向上と事業の成長を目指す。
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