SOLIZEテクノロジーラボが移転、トヨタグループやベンチャーの交流拠点へ:メカ設計ニュース
SOLIZEグループは、成長技術領域の調査および開発を担うSOLIZEテクノロジーラボのオフィスを「axle御茶ノ水」に移転し、業務を開始したことを発表した。
SOLIZEグループは2020年6月23日、成長技術領域の調査および開発を担うSOLIZEテクノロジーラボのオフィスを「axle(アクスル) 御茶ノ水」に移転し、業務を開始したことを発表した。
SOLIZEテクノロジーラボは、成長技術領域などの調査、特定技術の先行開発、外部機関との共同開発の提案/実施をはじめとする技術開発への取り組み、SOLIZEグループの技術系リーダーならびに技術系人材の育成施策の立案/実施、さらには、これら活動に関する社内外への情報発信を主なミッションとして掲げ、“未来の技術を先取りし、イノベーションを創出する場”として、2018年4月に設立された。
axle御茶ノ水は、もともとトヨタ自動車の社員寮/社宅として利用されていた築50年以上の建物をリノベーションした、地上6階、地下1階の施設で、トヨタグループ各社をはじめとする大手企業とベンチャー企業の交流拠点、次世代の新たな産業創出の場として位置付けられている。ちなみに、「axle」とは自動車などの車輪を結ぶ"車軸”や"心棒”を意味し、「この施設が軸となり、新たなプロジェクトを生み出すサイクルが常に回り続ける」という思いが込められている。
SOLIZEグループは、SOLIZEテクノロジーラボのオフィスをaxle御茶ノ水へ移転することで、技術動向をタイムリーに把握しながら、他社とのコラボレーションをより一層強化し、技術開発のスピード向上と自社技術の価値向上を図るとしている。
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