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島津製作所が次世代グリーンCO2燃料技術研究組合に参画:脱炭素
島津製作所は、「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」に賛助会員として参画した。バイオエタノール燃料の品質向上や製造工程のモニタリング方法の効率化に関する研究で協力する。
島津製作所は2024年6月18日、同月7日付で「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」(以下、raBit)に賛助会員として参画したと発表した。
raBitは、燃料作製のプロセスにおける効率化を目的とした技術研究組合だ。設立は2022年7月で、2024年6月時点ではENEOS、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、豊田通商、マツダの7社が組合員となっている。
島津製作所は、バイオエタノール燃料の品質向上や製造工程のモニタリング方法の効率化に関する研究で協力する。raBitが福島県双葉郡に有するバイオエタノール生産研究施設が、島津製作所のHPLC(高速液体クロマトグラフ)をはじめとした分析機器を導入する予定となっている。
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