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アイシン高丘がインドネシアに合弁、ヤシ殻由来のバイオ燃料を生産脱炭素

アイシン高丘はインドネシアのパーム油生産会社トリプトラとインドネシア法人の設立に向けた合弁契約を締結した。

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 アイシン高丘は2024年6月12日、インドネシアのパーム油生産会社トリプトラ(PT.Triputra Agro Persada)とインドネシア法人の設立に向けた合弁契約を締結したと発表した。

 合弁会社では、鋳造の溶解工程(キュポラ溶解)で石炭コークスの代替材として使用するバイオ成型炭を生産する。石炭コークスを使用する溶解工程は、鋳造のCO2排出削減での課題となっていた。

 アイシン高丘が開発するバイオ成型炭は、アブラヤシからパーム油を生成する過程で残ったヤシ殻を原料とする。石炭コークスからバイオ成型炭に100%置換することが可能だと実証評価での確認が完了しており、2025年夏ごろからバイオ成型炭の生産を開始する。鋳造を手掛ける企業にグローバルで販売していく考えだ。

 合弁会社は2024年7月に設立予定で、資本金は約10億円。出資比率はアイシン高丘が51%、トリプトラが49%となる。インドネシアのアブラヤシ生産量は世界トップで、トリプトラグループでのパーム油生産量もインドネシア国内では有数の規模だとしている。また、トリプトラグループとしても環境ビジネスに積極的に取り組んでいる。


キュポラ溶解設備やバイオ成型炭のイメージ[クリックで拡大] 出所:アイシン高丘

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