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2024年度にバッテリー式油圧ショベルなどのGX建設機械を導入開始:電動化
大林組は、国内建設工事において、20t級のバッテリー式油圧ショベルや25t吊のバッテリー式移動式クレーン、30kVAの水素混焼式発電機といったGX建設機械を2024年度に導入開始する。
大林組は2024年4月25日、国内建設工事において、20t級のバッテリー式油圧ショベルなどのGX(グリーントランスフォーメーション)建設機械を2024年度に導入開始すると発表した。
20t級のバッテリー式油圧ショベルや25t吊のバッテリー式移動式クレーン、30kVAの水素混焼式発電機を建設現場に導入する。
バッテリー式油圧ショベルに関しては、同サイズの従来機との比較や充電計画の検討を進める。また、バッテリー式移動式クレーンに関しても同様の比較、検討を進めるほか、資材揚重作業などを実施する。
水素混焼式発電機に関しては、実稼働の調査や確認を実施。さらに、大林組が製造したグリーン水素を用いて、建設現場における水素の運用体制を検証する。
これらに加えて、2025年度以降にはバッテリー式ダンプトラックや燃料電池式の油圧シャベルなども導入予定。現在は、これらの建設機械に用いる次世代エンジンや次世代バイオ燃料、大型建機用燃料電池などを実用化すべく、メーカー各社が開発を進めている。
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