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ERPに格納したデータを効率的に活用できるデータ連携ソリューションを提供:製造ITニュース
ウイングアーク1stは、データ連携ソリューション「Data Activate Solution」の提供を開始した。データ連携を設計する際の負担を軽減しつつ、ERPに格納したデータを効率的に活用できる。
ウイングアーク1stは2024年4月16日、ERPに格納したデータを効率的に活用できるデータ連携ソリューション「Data Activate Solution」の提供を開始した。
Data Activate Solutionは、同社のデータ分析基盤「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」、クリックテック・ジャパンのデータレプリケーションツール「Qlik Replicate」を連携したものだ。Qlik ReplicateでレプリケーションしたERPのデータを、取り扱いしやすい形式でDr.Sumに転送し、MotionBoardにより部署や利用目的ごとにさまざまな方法で可視化したり、集計、分析したりできる。
同ソリューションは、データ抽出から加工、可視化までのプロセスをモデル化しており、データ連携を設計する際の負担を軽減する。
ERP内にある購買、生産管理、会計情報など各種データの連携や可視化をはじめ、各部門が管理しているExcelやCSV形式のデータの取り込みも可能だ。また、専用の分析テンプレートを約70種類備えているため、より少ない開発工数でデータ活用を進められる。
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