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ウイングアーク1stと富士通Japanが連携、電帳法対応サービスを提供開始:製造ITニュース
ウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum Cloud」と富士通JapanのEDIサービス「Fujitsu 流通EDIサービス TradeFront/6G」が連携を開始した。電子帳簿保存法に対応した「Fujitsu EDIデータ保存・検索サービス」を提供する。
ウイングアーク1stは2023年1月10日、同社のデータ分析基盤「Dr.Sum Cloud」と富士通Japanが提供するEDIサービス「Fujitsu 流通EDIサービス TradeFront/6G」の連携を発表した。今回の連携により富士通Japanは、電子帳簿保存法に対応した「Fujitsu EDIデータ保存・検索サービス(EDIデータ保存・検索サービス)」の提供を同日より開始した。
EDIデータ保存・検索サービスは、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法に対応。富士通JapanのEDIサービスの電子取引データを自動保存し、そのデータを検索、参照、ダウンロードできる。
真実性の要件(改ざん防止)や可視性の要件(検索機能)などの保存要件を満たし、事前に設定した検索、参照項目により、データの検索やダウンロードが可能になる。設定項目は、取引年月日や取引先名、取引金額といった電子帳簿保存法の検索要件の項目など、最大16項目を用意する。
また、同社のBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」のEntry Editionを活用し、これらの情報をレポート形式で集計、分析できる。
今後、富士通Japanが提供する他のEDIサービスとの連携も進めていく予定だ。
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