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レンゴーがSAF製造技術を有すバイオベンチャーを子会社に:製造マネジメントニュース
レンゴーはBiomaterial in Tokyo(bits)の発行済株式の60%を取得し子会社としたと発表した。
レンゴーは2024年4月3日、Biomaterial in Tokyo(bits)の発行済株式の60%を取得し、子会社としたと発表した。
bitsは、微生物や酵素を用いる技術を研究しているバイオベンチャー企業で、食糧と競合しないバイオマスを活用して糖類やバイオエタノール、持続可能な航空燃料(SAF、Sustainable Aviation Fuel)などを生産する技術を保有している。さらに、国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム「CORSIA(Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)」の認証取得で強みを持っている。
また、レンゴーの子会社の大興製紙は、bitsと提携して第2世代バイオエタノールの生産実証事業を実施しており、当該事業でbitsの有する技術が重要な役割を担っている。
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