ニュース
製品全体の約40%で再生プラを採用した掃除機をパナが発売:コンシューマー製品×再生材料
パナソニックは、再生プラスチック材を採用したクリーンドック搭載のセパレート型コードレススティック掃除機「MC-NS10KE」を2023年12月6日に発売した。
パナソニックは2023年12月6日、独自のクリーンドック搭載のセパレート型コードレススティック掃除機シリーズで、環境に配慮したモデル「MC-NS10KE」を同日に発売することを発表した。MC-NS10KEは主にパナソニック公式通販サイト「Panasonic Store Plus」で販売する。
同製品では、2021年発売のセパレート型コードレススティック掃除機「MC-NS10K」をベースモデルに、廃棄された家電製品からリサイクルした再生プラスチック材をクリーンドックに使用することで、再生プラスチックの使用率を製品全体の約40%にまで高めた。具体的には、掃除機本体、ハンドル、床ノズル、クリーンドックのプラスチック材料の総量に占める再生プラスチックを約40%とした。
さらに、梱包形態も見直し、発泡スチロールの緩衝材を不使用、外装箱の印刷面積/インク使用量を最小限に抑えたエシカルパッケージにするなど、環境に配慮した仕様を採用。また、従来品のMC-NS10Kは清潔感があるホワイトカラーとしていたが、MC-NS10KEではこだわりのブラックカラーに仕上げ、より洗練された空間に馴染むデザインにした。
加えて、Panasonic Store Plusでは、環境に配慮した取り組みの一環として、同製品の売上の一部を環境保全活動に寄付する他、MC-NS10KEの購入時に不要になった古い掃除機を無料で回収するサービスも開始する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 検知範囲を7倍に、自動走行地図作成も可能なパナの業務用ロボット掃除機
パナソニックは2022年2月22日、同年3月から同社が量産化予定の業務用ロボット掃除機「RULO Pro MC-GRS2M」の説明会を開催した。センサーレーダーの検知範囲を拡大した他、自動走行地図作成機能を持たせた。 - パナソニックのSLAM搭載ロボット掃除機、新型コロナウイルスの影響で発売延期
パナソニックは、レーザーセンサーによる空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載したロボット掃除機「RULO」を発表した。従来のカメラSLAM搭載掃除機と比較して、間取りと地図の一致率や集じん力などの掃除完遂性能が大幅に向上している。 - 毛が絡みにくい円すい形ダブルブラシを搭載、パナソニックが新型掃除機発売
パナソニックは2020年7月20日、従来の掃除機よりも髪の毛が絡みにくい回転型のダブルブラシ「からまないブラシ」を搭載したコードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SBU840K/MC-SBU640K」を発売する。掃除機のヘッド部分に円すい型のブラシを2つ搭載することで、毛が絡みにくい機構を実現した。 - 部屋の「隅と壁際」にこだわったロボット掃除機、パナソニックから
パナソニックがロボット掃除機の新製品“RULO(ルーロ)”を発売する。ロボット掃除機使用者が不満だという「部屋の隅の掃除力」を高めるためボディを三角形にし、ハウスダスト発見センサーも搭載した。 - 4種のセンサーを使用して位置制御する業務用ロボット掃除機を発売
パナソニックは、ビルやホテルなどの共用部を清掃する、業務用ロボット掃除機「RULO Pro」を2018年7月に発売する。自己位置を把握しながら作業し、壁際まで接近して効率良く床面を清掃する。 - パナソニックと千葉工大がロボティクス家電を開発「産学連携の在り方を変える」
パナソニックと千葉工業大学は、千葉県習志野市の同大学キャンパス内に「パナソニック・千葉工業大学産学連携センター」を設立。大学側の先端技術を応用した次世代ロボティクス家電の製品開発について、両者が企画段階から“ひざ詰め”で創り出していくことが特徴。今から2〜3年後となる2020年ごろを目標に製品化を目指す。