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主軸台固定形CNC自動旋盤シリーズを刷新、最大加工径80mmモデルを追加:工作機械
シチズンマシナリーは、主軸台固定形CNC自動旋盤「Miyano ABX」シリーズを刷新する。最大加工径80mmの機種を新たに追加し、航空機や自動車、医療向け部品加工メーカーの要望に応える。
シチズンマシナリーは2023年11月15日、主軸台固定形CNC自動旋盤「Miyano ABX」シリーズの刷新を発表した。最大加工径80mmモデル「ABX80THY」を含む4機種を、2024年10月から順次販売する。
ABXシリーズは、2スピンドルと最多3タレットを備え、正面と背面の効率的な同時加工ができるMiyanoブランドのフラッグシップ機だ。航空機や自動車、医療向け部品加工メーカーの要望に応え、正面主軸径が80mmの機種を新たに追加する。正面主軸径は拡大したが、省スペース設計により、主軸径64mmの従来機と同じ機械サイズとなっている。
また、全機種において正面と背面の主軸のモーターパワーを30%以上向上しており、加減速時間の短縮とトルクアップによる力強い加工が可能。主軸や刃物台を動かすボールねじの軸径を拡大して高剛性化を図ることで、生産性と安定性を向上している。
新開発のHMI(ヒューマンマシンインタフェース)を搭載した19インチタッチパネルの操作盤により、直感的な操作に対応。従来比約2.6倍の大型窓ガラスがツーリングエリア内の視認性を高め、作業性向上につながっている。
オプションで、機械との接続を容易にする技術「IoT(モノのインターネット)フレンドリー」やロボットシステム「FAフレンドリー」も用意しており、省力化や自動化のニーズに応える。
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