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基幹部品の生産能力を6割増強、シチズンマシナリーの精密加工工場が完成:工場ニュース
シチズンマシナリーは軽井沢本社(長野県御代田町)の敷地内で建設していた精密加工工場が完成したことを発表した。建物の延べ床面積は4459m2で2023年5月から生産を開始する。
シチズンマシナリーは2023年4月12日、軽井沢本社(長野県御代田町)の敷地内で建設していた精密加工工場が完成したことを発表した。建物の延べ床面積は4459m2で同年5月から生産を開始する。
同社は2022〜2024年度まで3カ年の「中期経営計画 2024」で「売上高1000億円に向けた事業基盤の構築」を目指しており、中国における新工場の建設やタイでの工場増床などを進めてきた。これらの工作機械本体の生産増強に伴い、スピンドルなどの基幹部品を確保する必要があるため、精密加工工場を新設した。
新しい工場ではロボットやAGV(無人搬送車)などを活用する。AGVの上に乗った協働ロボットが、加工機から加工済みの部品を受け取り、次工程の加工機に部品を供給する。基幹部品の生産能力を6割増強する。安定的な供給体制を構築する他、基幹部品の製造を国内で行い、それらをグローバル生産拠点へ供給することで、ユーザーに高品質、高精度な製品を提供する。
その他、太陽光発電による再生可能エネルギーの利用や、自動化、作業環境改善で年齢、ジェンダーにとらわれない職場環境の構築に取り組む。
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