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日立ハイテクが茨城県に工場用地を取得、ヘルスケア分野の製品生産能力を強化:工場ニュース
日立ハイテクは、茨城県ひたちなか市足崎に新工場用地を取得した。体外診断、分子診断に関わる製品の開発、生産能力の強化を目指す。
日立ハイテクは2023年11月7日、茨城県ひたちなか市足崎に、新工場用地を取得したと発表した。体外診断、分子診断に関わる製品の開発、生産能力の強化を目指す。
同社は、体外診断市場で生化学、免疫分析装置などを提供する。今後の需要拡大への対応と、新たな注力領域である分子診断関連装置の開発、製造に向け、工場用地の取得を決定した。
取得した工場用地の敷地面積は、約9万2900m2。2025年1月の稼働を予定している。今後、既存建屋の改築、製造、製品検査の自動化推進、柔軟に市場変動へ対応する生産管理システムの導入などに取り組んでいく。
また、2027年度までに全事業所でのカーボンニュートラル達成を目標に掲げる同社は、さまざまな環境施策を新工場に導入し、脱炭素社会への貢献を目指す。
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