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北広島市と資源循環に関する連携協定を締結、PETボトルのリサイクルを推進:リサイクルニュース
JEPLANは、北海道北広島市と資源循環の推進に関する包括連携協定を締結した。同市で使用済みPETボトルのボトルtoボトルのリサイクルなどに取り組むことで、脱炭素社会の推進に貢献する。
JEPLANは2023年5月10日、北海道北広島市と資源循環の推進に関する包括連携協定を締結した。協定の締結により、同市における使用済みPETボトルのボトルtoボトルのリサイクル推進、市民への環境問題に関する教育、啓発活動などの連携を進め、脱炭素社会の推進に貢献する。
北広島市は、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目標に、「北広島市ゼロカーボンシティー」宣言を打ち出している。
ボトルtoボトルのリサイクルにおいては、北広島市が回収した使用済みPETボトルを、JEPLANのグループ会社であるPETリファインテクノロジーが、独自のケミカルリサイクル技術を活用し、石化由来のPET樹脂と同等品質のリサイクル原料に再生する。
JEPLANは、現在22の自治体と共同でボトルtoボトルのリサイクルを進めている。今後も、同社グループでは「あらゆるものを循環させる」というビジョンの達成に向けて、国内外のパートナーとの連携により、グループ一体となって脱炭素社会の推進に寄与していく。
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