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アルプスアルパイン、パレット加工不要の物流追跡IoTデバイスを展開:物流のスマート化
アルプスアルパインは、IoTデバイス「物流トラッカー」の小型タイプ「物流トラッカー 小型タイプ」をラインアップに追加した。小型化したことで、小型サイズをスロットイン可能な市販のパレットに容易に取り付けられるようになった。
アルプスアルパインは2023年3月6日、IoT(モノのインターネット)デバイス「物流トラッカー」の小型タイプ「物流トラッカー 小型タイプ」をラインアップに追加したと発表した。既に量産を開始している。
同社はこれまでに「物流トラッカー 標準タイプ」を販売しているが、標準タイプはパレットを加工してネジやボルトなどで取り付ける必要があった。
今回追加した小型タイプは、標準タイプの140×50×25mmサイズから、82×41.5×30mmサイズに小型化している。これにより、小型サイズをスロットイン可能な市販のパレットに容易に取り付け可能になった。他のパレットでも、取り付けスペースが確保しやすくなり、少ない工数で取り付けられる。
量産に先駆けて、物流、輸送機器のレンタル会社ユーピーアールが小型タイプを採用。標準タイプで課題となっていた取り付けを簡易化できる。
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