ニュース
1人でも病院ベッドを容易に搬送できるアシスト装置を開発:医療機器ニュース
ジェイテクトマシンシステムと久留米大学は、搬送者が1人でも容易に搬送できる病院ベッド搬送アシスト装置「ラクステア」を開発した。国内製のほぼ全ての病院ベッドに対応している。
ジェイテクトマシンシステムは2022年11月1日、久留米大学と共同で、搬送者が1人でも容易に搬送できる、病院ベッド搬送アシスト装置「ラクステア」を開発したと発表した。国内の病院で実証を重ねており、2023年度の販売開始を目指している。
ラクステアは、前後左右どこから押してもアシストができるように、45度の角度で樽型の小型ローラーが配置されたメカナムホイールを採用。国内製のほぼ全ての病院ベッドに対応している。
電源が入っている状態であればいつでも押した方向を検知し、走行をアシストする。1人でも安心して搬送できるように、直進や曲がるときのブレにも対応している。
また、ベッド搬送時に手を離しても、惰性走行を検知して自動で停止するサポート機能を搭載している。
初動の重みを解消する初動アシスト、横方向への自動移動は、リモコン操作により実行する。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 生体外でほぼ100%毛幹を生み出せる、毛包オルガノイドを作製
横浜国立大学は、生体外でほぼ100%の高効率で毛幹を生み出せる、毛包オルガノイド「ヘアフォリクロイド」の作製に成功した。マウスへの移植実験により、毛包が生着し、毛が生え変わることが確認できた。 - 脳波も計測できる、肌に優しい高性能な生体ドライ電極を開発
大阪大学は、多機能かつ高性能な生体ドライ電極を活用し、人肌のような柔軟性を持つ薄膜センサーシートを開発した。医療機器レベルまで信号計測時のノイズを低減しており、脳波、心電などの遠隔計測システムを構築できる。 - プロジェクションマッピング技術を活用した、メークのシミュレーションシステム
コーセーは、高速プロジェクションマッピング技術と色補正技術を活用し、実際の顔で体験できるメークシミュレーションシステムを開発した。動きのある顔上でも、実際に化粧をしているような自然な仕上がりをシミュレーションできる。 - 広範囲のウイルスを迅速に不活化、深紫外LEDハンディー照射器を開発
情報通信研究機構は、光出力が8Wを超える、ワット級の深紫外LEDハンディー照射機を開発した。豚コロナウイルスを用いた実験では、30秒以下で99.99%以上を不活化できることを実証している。 - 耳石に刻まれた情報から、魚の1日ごとの経験水温を解明
京都大学は、魚の耳石における超微小領域の炭素酸素安定同位体を分析することで、魚類の1日ごとの経験水温を明らかにした。魚類生体の理解や水産資源保全につながることが期待される。 - フード3Dプリンタで食品内部に空間コードを埋め込むことに成功
大阪大学は、フード3Dプリンタを用いて食品内部に特殊なパターンを形成し、見かけを変えることなく食品自体にデータを埋め込むことに成功した。食品そのものにDXが適用可能になることで、食の安全性向上や新たな食体験の創出が期待される。