品川駅のタクシー乗り場の混雑が分かる、JR東日本と日立でリアルタイム情報提供:モビリティサービス
東日本旅客鉄道(JR東日本)と日立製作所、DXCテクノロジー・ジャパンは2022年11月7日、タクシー乗り場の混雑状況などを可視化する実証実験を実施すると発表した。
東日本旅客鉄道(JR東日本)と日立製作所、DXCテクノロジー・ジャパンは2022年11月7日、タクシー乗り場の混雑状況などを可視化する実証実験を実施すると発表した。
品川駅高輪口(東京都港区)のタクシー乗り場付近にカメラを設置して乗り場のリアルタイム混雑情報を取得。品川駅からタクシーを利用する予定の乗客が、タクシー乗り場に到着する前に混雑情報を把握して行動計画を立てやすくする狙いがある。
カメラで撮影した映像はタクシー乗り場の利用者数のカウントや混雑状況の可視化のみに使用し、人数を集計した後に映像データは即時破棄する。
実証実験の実施期間は2022年11月7〜30日。駅からタクシーへの乗り換えをスムーズに行うことでシームレスな移動を実現するとともに、混雑を避けて安心して駅を利用したいというニーズに着目してリアルタイムの混雑情報を提供する。
品川駅高輪口タクシー乗り場のリアルタイム混雑情報は実証実験のWebサイトもしくはJR東日本グループのスマートフォンアプリを通じて確認することができる。
JR東日本単独では解決が難しい社会課題の解決や、次世代の公共交通の在り方の検討をオープンイノベーションで進める場として2017年9月に設立した「モビリティ変革コンソーシアム」による実証実験として実施する。JR東日本は実証実験の事務局、日立製作所が実証実験の推進と運営、DXCテクノロジー・ジャパンは実証実験のソリューションを提供する。
2021年度にも東京駅八重洲口(東京都千代田区)で同様の実証実験を実施。駅利用者やタクシー事業者の8割以上から混雑情報を利用したいという意向を得た。他の駅でも実施してほしいという声も踏まえて、品川駅で実施する。
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