この記事は、2022年9月13日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
筆者は一人暮らしということもあり、よく自炊をしています。最近では作れる料理の幅を広げようとレシピ本を何冊か買ってみたり、新しい調理器具や皿を買いそろえたり、自分以外に誰が見るわけでもないですが盛り付けを工夫するなど、それなりに楽しんで自炊生活を送っています。その代わり器具や皿を保管するスペースで、ただでさえ狭い部屋が圧迫されて苦しんでいるのですが……。
さておき、自分で作る料理は、栄養バランスをどうするかが結構問題になります。おいしくて手軽な炒め物やインスタントの麺類などに頼りがちになると、油分や塩分過多が心配になりますので、なるべく健康的かつおいしい献立てを自分で組み立てたいと思っている次第です。
そのため、キリンホールディングス(キリンHD)が開発した「エレキソルト」なるデバイスのリリースにとても興味がわきました。スプーンやお椀といったデバイスに電流を流すことで、「減塩食の塩味を約1.5倍に増強する」(プレスリリースより)とのことでした。
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