ニュース
重量5kgの小型ロボット制御装置発売、縦置きや重ね置きにも対応:産業用ロボット
不二越は、小型ロボット用制御装置「CFDq」を発表した。サイズは270×270×82.9mm、重量は5kgで、小型かつ軽量なため、縦置きや重ね置きに対応し、レイアウトの自由度が向上する。
不二越は2022年6月29日、小型ロボット用制御装置「CFDq」の販売開始を発表した。同社の高速、高精度ロボット「MZ07F」「MZ07LF」「MZ10LF」に対応する。
サイズは270×270×82.9mmで、容積は6リットル。設置面積は729cm2、重量は5kgで、従来の制御装置「CFD」や小型化した高機能制御装置「CFDs」に比べてコンパクトになっている。小型かつ軽量なため、縦置きや重ね置きに対応し、レイアウトの自由度が向上する。
また、従来は制御装置前面パネルに配置していた切り替えスイッチをティーチペンダントへ配置した。ラック格納後にも、手元でモード切り替えができる。
同社は、世界最小クラスの制御装置と小型ロボットを組み合わせることで、周辺装置を含めた設備全体のコンパクト化、設備費用の削減につながるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 軽量化と高剛性を両立した高速、高精度ロボット3種を発売
不二越は、高速かつ高精度な小型ロボット「MZ F」シリーズを市場投入する。最大可搬重量7kgの「MZ07F」「MZ07LF」、同10kgの「MZ10LF」の3種を用意し、電機、電子部品の小型化による、高精度化のニーズに対応する。 - 高圧可変容量形ピストンポンプシリーズに最小サイズを追加
不二越は、高圧可変容量形ピストンポンプ「PZH」に、シリーズ最小サイズとなる「PZH-1B」を追加した。定格圧力35MPaでの連続吐出運転に対応し、高圧の使用条件下でも長寿命で安定して運転する。 - 歯車加工の全プロセスを集約、小型で高精度のスカイビングギヤシェープセンタ
不二越は、歯車加工の全プロセスを1台に集約した、スカイビングギヤシェープセンタ「GMS100」を発売した。独自の精密同期制御を採用した、高精度、高能率の小型複合加工機となる。 - ロボットと視覚制御技術でコネクターへの挿入作業を自動化、FPCやFFCに対応
不二越は、ロボットと視覚制御技術を用いた組み立て自動化ソリューション「コネクタ挿入アプリケーション」と高機能な小型制御装置「CFDs」を発表した。正確な取り付けや自動化が困難だったFPCおよびFFCの挿入作業を、高精度に実施できる。 - 自動化とIoT化を強化した新工場建設、アクチュエーターやポンプ需要拡大に対応
不二越は、滑川事業所にカーハイドロリクス第4工場を新設した。工場の新設や再編により、アクチュエーターとベーンポンプの生産ラインを自動化、整流化、IoT化し、生産能力の増強と生産性の改善を図る。 - 高速外面コーティングと細穴内面成膜に対応するDLCコーティング装置を発売
不二越は、マイクロ波を利用したコーティング技術であるMVP法を採用した、DLCコーティング装置「SMVP-1020」を発売した。高密度プラズマによるDLC膜の高速外面コーティングが可能で、細穴内面の成膜にも対応する。