この記事は、2022年4月19日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
先日、組み込みシステム技術協会(JASA)が主催するロボットコンテスト「ETロボコン」の2021年大会に出場した、三井住友海上火災保険への取材記事を公開しました。記事タイトルにもありますが、「何で保険会社がロボコンに出場したの?」と気になる方も多いのではないかと思います。詳細は記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください。製造業から見れば「畑違い」の業界に思えるかもしれませんが、モノづくり企業にとって参考になる内容が多く含まれているかと思います。
……といったものの、実は出場動機の大きなポイントも、これまた、すでにタイトルに示しています。「自分で作る」という体験機会を社員(チームメンバー)に提供するため、というものです。そもそも保険業界のIT部門では、多くの場合、システム開発を外注しているそうで、このため、自分では全くプログラミングに触れたことがない、つまり、一度も「作る」という体験をしていないという新入社員も珍しくないようです。
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