デザイナー同士のバーチャルコラボレーションを支援するクラウドサービス:メカ設計ニュース
NVIDIAは、デザイナーやクリエイターをバーチャルにつなぐことができるサービス「Omniverse Cloud」を発表した。ユーザーはどこからでも大規模な3Dシーンにアクセスして、複数人が同じ空間にいるかのように共同作業ができる。
NVIDIAは2022年3月22日、デザイナーやクリエイター、開発者をバーチャルにつなぐことができるクラウドサービス「Omniverse Cloud」を発表した。
Omniverse Cloudは、ワンクリックで容易にコラボレーションできる共有ツール「Nucleus Cloud」を利用している。ユーザーは大量のデータセットを転送することなく、どこからでも大規模な3Dシーンにアクセスして編集作業ができる。
同サービスには、クリエイターがリアルタイムかつ相互に3D世界を構築できる「Omniverse Create」と、3Dツールに不慣れなユーザーでもOmniverseシーンを表示できる「Omniverse View」の2つのアプリケーションが含まれる。完全なシミュレーションやレンダリング機能のストリーミングには、クラウド上のNVIDIA RTX GPUを搭載した「NVIDIA GeForce NOW」プラットフォームを活用する。
Omniverse Cloudのユーザーは、どこからでもNucleus Cloudに保存されているモデルを用いて共同作業ができ、リンクを送信すれば他の共同作業者をセッションに招待できる。高性能GPUのGeForceまたはNVIDIA RTXシステムを保有しないユーザーや、ITインフラストラクチャの立ち上げを望まない企業は、Omniverse Cloudプログラムの定額利用に登録するだけで、Omniverse CreateとViewの全機能を活用できる。
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