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粒子運動の設計課題を解決する高機能な粒子モデリングワークフロー:CAEニュース
Ansysは、ESSSと協業して提供する高機能な粒子モデリングワークフローの新製品「Ansys Rocky」を発表した。3次元形状、2次元シェル、フレキシブルファイバーを含む任意の粒子形状を正確にモデル化し、粒子運動の設計課題を解決する。
Ansysは2021年4月6日、ESSSと協業して提供する高機能な粒子モデリングワークフローの新製品「Ansys Rocky」を発表した。
両社はさまざまな産業用途に向けて、高機能な離散要素法(DEM:Discrete Element Method)を用いた粒子運動の解析、評価ワークフローを提供している。
今回発表されたAnsys Rockyは、従来のDEMコードとは異なり、3次元形状、2次元シェル、フレキシブルファイバーを含む任意の粒子形状を正確にモデル化する。これにより、製品の製造効率や構造に影響をもたらす、粒子運動の設計課題を解決できる。
マルチGPUの同時活用により、大量の粒状物質の流動システムを従来よりも20〜90倍高速に解析できる。また、実際の何千もの稼働シナリオにおいて、忠実度の高い粒子群モデルのシミュレーションが可能となる。
さらに、流体シミュレーションソフトウェア「Ansys Fluent」や、有限要素解析ソフトウェア「Ansys Mechanical」と統合利用することで、流体と構造システムの粒子状材料の動きや重力、粘着力の作用を連成解析して迅速にシミュレーションできる。これにより、製造プロセスがより効率的になり、製品開発期間の短縮に寄与する。
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