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三菱重工がハードテック企業のモノづくりを支援する共創空間を開設:メカ設計ニュース
三菱重工は、ベンチャーやモノづくり企業などが集える共創空間「Yokohama Hardtech Hub」を開設した。共創を通じて新しい技術やビジネスが生まれる場を目指すとともに、社会課題解決の加速や地域振興にも貢献する。
三菱重工は2020年10月26日、ベンチャーやモノづくり企業などが集える共創空間「Yokohama Hardtech Hub(YHH)」の開設を発表した。同社の横浜製作所本牧工場内の敷地約2万m2を活用する。
技術を核としたイノベーション創発の場としてYHHを位置付け、社会実装に向けたハードテック(Hardtech)のアイデア創出とその実現、共創を通じて新しい技術やビジネスが生まれる場(Hub)を目指す。
ハードテック企業のモノづくりを支援
建屋にはクレーンや電源などのユーティリティーのほか、高さ8m以上の天井や高い地耐力などを備える設備を設ける。イベント開催が可能な多目的スペースや会議室などもあり、ハードテック企業のモノづくりを支援する。
現在、入居の募集とともに、試作や検証の環境整備のため、熱真空試験装置、温度サイクル試験機、振動試験装置などの設置を進めている。また、共通課題の解決や共創活動に向けた「YHH共創イベント」を、2020年12月から定期的に開催する予定だ。
同社は、YHHをイノベーション創発の場として提供するほか、同社グループ社員のアントレプレナーシップや新規事業育成の場としても活用。さらに、世界各地から人が集まり、新しい産業や文化を生み出す循環を作ることで、地域の活性化にも貢献していく。
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